社会
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社会 2012年08月02日 11時45分
たばこ1本で停職1年の厳罰受けた地下鉄運転士が大阪市を提訴へ
大阪市営地下鉄の回送電車内で喫煙し、停職1年の懲戒処分を受けた男性運転士(41)が、大阪市に対して、処分が重すぎるとして、その取り消しを求める訴訟を近く大阪地裁に起こすことが分かった。 大阪市交通局によると、運転士は6月20日午後8時頃、千日前線・阿波座駅と中央線・阿波座駅の間で回送電車を運転中、信号待ちの約4分間に、乗務員室内でたばこ1本を吸った。同局は7月17日、運転士に停職1年の厳しい処分を下した。 喫煙による停職1年の処分は極めて重い。市営地下鉄では2月10日に全駅構内禁煙が通達されたが、それ以降も、喫煙によるトラブルが相次いだ。そのため、この運転士は「再発防止に取り組む中で、交通局の信用を失墜させた」として、厳罰となったのだ。橋下徹市長からも、これまでより重い処分にするよう指示があったという。 ただ、他の事例と比較した場合、公平性を欠くのは明らか。4月3日、四つ橋線・本町駅で、男性助役が駅長室内にある給湯室で喫煙したため、火災報知機が作動、電車4本の運行に支障が出るトラブルが発生した。この助役は5月16日、停職3カ月の処分を受けたが、この運転士は1年。同じたばこ1本で、大きく処分内容が異なっているのだ。 訴訟関係者によると、運転士は「なぜ1年なのか分からない。処分が重く生活が成り立たない」と話しているという。確かに2人の処分の重さの差には、釈然としない人も多いだろう。 市交通局は「訴訟については何も聞いていないのでコメントできない」としている。 果たして、たばこ1本で停職1年の処分に妥当性があるかどうか、裁判のなりゆきに注目が集まる。(蔵元英二)
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社会 2012年08月01日 11時45分
新潟の高校野球部員がランニング中に倒れるも、そのまま放置され死亡
なんとも、無責任で悲しい事件が起きた。 新潟県警秋葉署員が、7月29日午前9時45分頃、新潟市秋葉区の公園脇の斜面で、県立新津高校野球部の1年の男子生徒(16)がユニホーム姿で倒れ、死亡しているのを発見した。司法解剖の結果、同署は30日、ランニング中の熱中症で死亡した可能性が高いと明らかにした。 同署と学校によると、生徒が倒れていたのは、約10キロのランニングコースの8キロ地点だった。 生徒は28日午後1時過ぎから、他の部員とともに校外にランニングに出た。顧問教諭からは「しんどかったら無理するな。休め」との指示が出ていた。コース中間付近で顧問教諭とマネージャーが、水分補給しているこの生徒の姿を確認しており、「大丈夫か、歩いてもいいぞ」と声を掛けたが、元気に走り出したという。 その後、野球部はグラウンドで練習し、午後7時頃に解散した。生徒が戻ってきたかどうかは、誰も確認しなかったという。 捜査関係者によると、部員は28日夜に帰宅しなかったが、29日が誕生日だったため、両親は友人と遊びに行っていると思って一晩様子をみたという。29日朝、保護者から学校に「昨日から子どもが帰宅しない」と連絡があり、通報を受けた同署員や部員が探したところ、遺体で見つかった。 部員の何人かは生徒の姿がないことに気付いていたというが、野球部として点呼は取らなかったという。もし、顧問が点呼を取って、生徒が戻っていないことに気付いて探しに出ていれば、命は助かっていたかもしれない。 この事故を受け、県教育委員会は30日、県内の小中高校を対象として部活動前後に児童、生徒の健康状態を確認するよう求める通知を出した。 生徒を校外にランニングに出して、全員戻ってきているかどうかチェックをするのは、指導者として初歩的なことだと思われるのだが…。(蔵元英二)
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社会 2012年08月01日 11時00分
日本もいよいよギャンブル天国? 消費増税法案成立でついにカジノ法案成立か
「消費税の次はカジノ法案審議」−−。7月3日付野村證券のこんなレポートが、にわかに注目されている。 2010年4月に超党派の国会議員で構成する国際観光産業振興議員連盟(通称・カジノ議連)が発足、カジノ解禁に向けた法案提出が何度も囁かれ、そのたびに空振りに終わっていた。しかし今回は「永田町に広いネットワークを誇る」(関係者)野村のご託宣。「増税と原発推進で反感を買っている野田政権が、起死回生策として震災復興や沖縄振興などを旗印にカジノ法案成立に打って出る。そんなシナリオを察知した野村が、いち早く観測気球をぶち上げたに違いない」などと市場筋が騒々しい。 むろん審議入りどころか、このまま総選挙になだれ込み、再び見果てぬ夢で終わる可能性もある。しかし、別の証券系シンクタンクもカジノ解禁を先取りするように、コナミ、セガサミーHD、日本金銭機械、グローリーなどを注目銘柄として挙げ、それに伴って各社とも値を飛ばしているのだ。 中でも関係者が「やっぱり」と口を揃えるのは、セガサミーHDが今年3月、宮崎県の大型リゾート施設『シーガイア』を総額58億円で買収したこと。 「これぞカジノ解禁をにらんだ先行投資に違いありません。カジノ議連の“熱意”が通じて法案が成立すれば、パチンコやゲームセンターで培ったノウハウが活用できる。まして巨大なリゾート施設だから集客力もある。数年もたてば、買収費用などスンナリ回収できるとソロバンをはじいたはずです」(経済記者) 市場筋が熱い視線を送るのには別の理由もある。この6月、香港では「ハンセン指数」の採用銘柄が一部入れ替わった。これ自体は定期的なものだが、特筆すべきはマカオでカジノを運営する会社が新規に採用されたことだ。これは東証でいう日経平均255銘柄に採用されたことを意味する。 カジノはすでに120カ国以上で合法化されている。だからこそ市場筋は「もうカジノ解禁のうねりは止まらない」とエールを送る。 「東京都の石原慎太郎知事がお台場への誘致に意欲を燃やすなど、積極的な自治体もありますが、まだ国民の間にはアレルギーが根強い。これをどう説得して決着させるか。カジノ議連のセンセイ方の力量が問われます」(関係者) どうせカネを巻き上げられるなら、税金より博打の方がいい?
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社会 2012年07月31日 16時00分
キャバ嬢に5億円貢いだ男の初公判
会社の口座から約5億円もの金を引き出したとして今年4月、電子計算機使用詐欺の疑いで警視庁に逮捕された栗田守紀容疑者(33)。引き出したカネをほとんどキャバ嬢に貢いでいたことが判明し話題を呼んだ事件だ。7月5日、東京地裁で開かれた初公判では、その「5億を巻き上げたキャバ嬢」の騙しのテクニックがつまびらかにされた。 出会いは'01年、JR亀有駅近くのキャバクラ。客として週に3回ほど通い、件のキャバ嬢をたびたび指名していたという。そんな関係に変化が訪れたのは'03年のことだった。 「キャバ嬢から『家賃がない。携帯電話の料金も払えない』と告白され約10万円を振り込み、今度は『胃がんになった』とのことで100万円を渡したのですが、'06年からは『入院中で面会謝絶になった』と言われ、会う事もなくなり、メールでのやり取りのみになったのです」(社会部記者) 起訴状によれば栗田被告は'99年から勤めているゴム会社で経理を担当していたが、'05年から'10年までに、勤務先のインターネットバンキングなどから約5億を引き出したという。 「その後、名目が最初の『胃がん』から『心臓が弱い』とか『脊椎損傷』果ては『白血病』とコロコロ変わったため、怪しんで病院の明細を見せてもらおうとしたら『お金を振り込んでくれないと命が持たない。疑われたら生きている意味がない』なんて言われて、また思い直したそうですよ」 と、傍聴していた記者もため息を漏らす。 もちろん、このキャバ嬢の“病気”は真っ赤なウソ。彼女の調書によれば「多額の振り込みをしてもらったが全てホストクラブで使ってしまい、1円も残っていない」という驚きの発言。 法廷に現れた栗田被告は坊主頭にメガネという地味な風貌。「後悔し、反省しています。少しずつでも弁済していきます」と反省文が読み上げられると、涙ぐむ場面も。果たして9月10日の被告人質問では何を語るのか。
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社会 2012年07月31日 16時00分
6億円強奪事件 元美容師出廷で明らかになったもうひとつの襲撃計画
昨年5月、東京都立川市の警備会社、日月警備保障立川営業所から約6億円が強奪された事件。逮捕者は現在22名にのぼっているが、そのうち事件のきっかけを作ったともいえるキーマンの裁判員裁判が、東京地裁立川支部で開かれた。 強盗傷害教唆などの罪に問われたのは、同社の元契約社員で、元美容師の田中孝被告(44/旧姓・東松)。田中被告は問題の警備会社の“内部情報”を犯行グループらに提供していた。 「最近、金目の情報を集めて犯罪を計画し実行犯を選定するといった“情報屋”の存在が注目されていますが、田中被告の場合は、うまく情報を利用された立場でしょうね。実際、裁判では『自分の経営している美容室で、話題として警備会社の警備のずさんさを話していた』ということが明らかになってますから、あくまでも笑い話としてペラペラ喋っていたようです」(社会部記者) 田中被告は美容室に訪れる客や友人らに、営業所のトイレの窓が壊れていることや夜中は警備が手薄になること、金庫室の暗証番号まで喋っていたという。 また裁判では、昨年発生した事件の数年前にも一度、現金強奪計画が浮上し、流れたことが明らかになった。 「“幻の襲撃計画”は、高校時代からの友人に内部情報を漏らした際に浮上したそうです。昨年の事件は営業所の金庫室から金が奪われましたが、このときの計画は“現金輸送車襲撃”でした」(同) なんと日月警備保障の現金輸送車には当時、無線機や通報装置などが設置されていなかったというのだ。「そんなんだったらヤレるんじゃないの」という友人の一言で計画は動き始めるも、人が集まらないことから流れてしまった。 「その初期メンバーは解散しましたが、今回のメンバーらが再度田中被告に話を聞き、営業所の図面などを書かせて犯行に至ったそうです。もうひとつ驚くのは、田中被告が美容室でこの“警備会社の警備のずさんさ”をネタにし始めたのは2006年頃。そんな状態で昨年まで放置していた会社の体制にも問題を感じずにはいられません」(同) 田中被告は昨年10月の逮捕前に、子供が産まれたばかり。「娘の将来を思うと、自分は父親と語る資格がない…。ただ、また一緒に暮らしたいです…」と涙声で述べるも、懲役9年という厳しい判決が下された。まさに口は災いのもと。
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社会 2012年07月31日 11時45分
大阪の小学校女性教諭が勤務中にツイッターに教え子の画像などを投稿
大阪市教育委員会は、市立小学校の20代の女性教諭が勤務中に、多機能携帯電話(スマートフォン)を使って、担任していた児童や宿題の写真を短文投稿サイト「ツイッター」に載せていたことを明らかにした。 市教委によると、女性教諭は11年8月〜今年6月、ツイッターに12件の投稿をしており、そのうち10件は休み時間や放課後などの勤務時間中だった。市教委では今後、女性教諭の処分を検討するという。 ツイッターへの投稿内容は「丸付け大変、代わってください」「みんな教室でダンスしまくっている。かわいい」「いまから入学式。やっぱり小さい子はかわゆす」(原文のまま)といったものだった。 コメントとともに、夏休みの宿題として出された漢字プリントや、教室内で運動会のダンスの練習をする児童の姿など、計5枚の写真も投稿されていた。そのうちダンスの写真には、クラスに在籍する28人中13人と、14人が写った2枚が掲載されていた。 発覚したのは、6月19日、女性教諭が勤務する小学校の校長に、他校の教員から「児童が写っていると思われる写真がツイッターに掲載されている」との指摘があったため。女性教諭が家庭の事情で休みがちだったこともあり、事情聴取が遅れ、本人に確認できたのは約1か月後の7月18日になったという。 掲載された画像は、20日までに削除されたが、同日午後に校長と女性教諭が児童宅を訪問したり、電話するなどして謝罪。今後、さらに全校保護者を対象にした説明会を開き、その後に女性教諭の処分が決まる予定。 女性教諭は「パスワードをかけて、特定の人しか見られないようにしていたので問題がないと思った」と話したが、実際には誰でも画像を見ることができる状態であった。 仮に特定の人しか見られなかったとしても、投稿には公務の内容も含まれており、児童の校内での写真を許可なく投稿するのは、さすがに不注意すぎる。(蔵元英二)
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社会 2012年07月30日 11時45分
神奈川県警大和署の男性警察官が後輩の女性警察官に集団セクハラ!
警察官による、まさに前代未聞の不祥事が起きた。 7月27日、神奈川県警大和署に所属していた30代の男性警察官4人が今年3月、後輩の20代の女性警察官に大和市のカラオケボックスで服を脱ぐことを強要したり、無理やりキスをしたりする集団セクハラをしていたことが分かった。 県警監察官室は8月中にも4人を懲戒処分する方針。 監察官室によると、4人は3月上旬夜、同市内のカラオケ店に電話で女性を呼び出した。しばらくして、交通2課の巡査部長が女性と一緒に写真を撮った際に、無理やりほおにキスをした。 さらに、刑事2課の巡査部長(現在は県警暴力団対策課)が女性に対し、着ていたブラウスとズボンを脱いで、キスをした巡査部長の服と交換するよう強要。女性は言われた通りに服を脱ぎ、巡査部長のワイシャツとズボンに着替えた。ほかの刑事2課の警部補と、刑事1課の巡査長の2人は、直接これらの行為に関わっていない。4人は勤務時間外で酒を飲んでいた。 女性は今春に異動し、「今後同じような被害に女性が遭わないために許してはいけない」として、セクハラ行為について異動先の新しい上司に申告して発覚。被害届は出していないが、県警の調べに対し、「逆らうと今後の仕事に影響が出るから従った」と話した。男性警察官4人は悪ふざけだったという趣旨の話をしており、事実関係を認めて反省しているという。現在までに継続的なセクハラなどは確認されていない。 当初、県警は27日午前、「調査の結果、立件できないと判断した」と説明したが、同日夜になって名和振平警務部長が説明を修正し、「予断を持たずに立件の可否を判断したい」と立件する可能性を示した。(蔵元英二)
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社会 2012年07月30日 11時00分
夏休みにごった返す 東京スカイツリー狂想曲裏ルポルタージュ(2)
世界一の自立式電波塔『東京スカイツリー』の工事を手掛けたのは、東証1部上場ゼネコンの株式会社大林組(東京・港区)。完成当初、同社ホームページはトップから大々的にスカイツリーを宣伝し、まるで東武鉄道のそれかと見間違えるくらいだった。 それもそのはず、『東京スカイツリー』事業は大赤字覚悟の一大プロジェクト。建設費は400億円とも450億円ともいわれているが、大林組にとってこれは“建設費”ではなく“宣伝広告費”みたいなものなのである。 今回、大林組は“宣伝効果狙い”とはいえ、建設鋼材に安価な韓国製鋼材を多用するなど、実は最後の最後まで事業の黒字化を諦めなかった。「以前は質の問題があったが、最近では加工性、品質面でも日本製と比べて見劣りしない」と鉄鋼業者が言うように、2011年の普通鋼鋼材の輸入量は前年比22.4%の増加となっており、このうちの6割程度が韓国製である。そのスカイツリーに使う鋼材の価格競争の中で、日本の企業が倒産していたことは、ほとんど知られていない。 鉄骨加工のグレードとしては最高位のSグレード認定業者であった株式会社安藤鉄工建設(秋田県)は、その韓国製鋼材との価格競争の末、スカイツリー向け鋼材を安値で納品することになった。この影響もあり資金繰りが破綻した同社は、'09年末に民事再生法を申し立て倒産した。六本木ヒルズにも携わった国内有数の鉄骨製造業者は、大手ゼネコンの“広告宣伝”事業に巻き込まれて倒産したと言っても過言ではない。スカイツリー工事着工('08年7月14日)から、わずか1年半後のことであった。 それだけではない。「今回、大林組は、一部の下請け業者への工事代金の支払いを最後まで確定させていませんでした」と関係者は証言する。これは、大赤字覚悟で臨んではいたものの、下請けへの支払いを抑え、あわよくば黒字プロジェクトにしようとしていたということだ。 「告発する下請け業者はいないでしょうが、下請法違反に問われる可能性もある行為です」(前出関係者) 工事中、スカイツリーの中継をする各テレビ局は、『大林組』の幕の前からリポートをしていた。おそらく、十分に広告効果はあったであろう。 ビッグプロジェクトで建てられた建造物の影には、大きな“陰”もあるということか…。
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社会 2012年07月30日 11時00分
ついに崩壊!? 世界に誇るトヨタ生産方式 下請100社が日産を駆け込み寺にする裏事情(2)
豊田市の懸念に触発されて、地元3県が腰を上げたのが真相らしいが、問題は地域経済を牽引してきたプライドとは裏腹に、将来不安の“イエローカード”を突きつけられたトヨタの腹の内である。この件について同社は対外的なコメントを控えているが、トヨタウオッチャーは辛らつだ。 「トヨタだって長期化する円高に危機感を募らせて韓国の現代自動車系の部品メーカーと接触している。その手前、行政のお節介に文句をいえた義理じゃありません。しかし、系列の部品メーカーが日産との取引を拡大し、トヨタとの関係が希薄になれば王国の地盤沈下に直結する。これで来年2月の商談会にトヨタの下請けメーカーがゾロゾロ出席し、日産を駆け込み寺にするようだと、御曹司の豊田章男社長は天下の笑いものになる。だから現時点では、対外的に『見ざる、言わざる、聞かざる』を決め込んでいるのです」 もっとも豊田市や愛知県などの自治体にしても、長年にわたって地元経済を潤し税収にも大きく貢献してきたトヨタに対し、真っ向から弓を引く気などサラサラない。日産へのラブコールに当たっても、十分な根回し工作を行った揚げ句、トヨタ首脳の了解を取り付けたであろうことは想像に難くない。 「下請けメーカーが新たに日産と取引すれば、量産効果でトヨタへの納入価格が安くなる。それどころか、足手まといのメーカーを日産に押し付けることだってできる。屁理屈なんてどうにでも並べられますからね。要するに、今まで以上に取引先の使い捨てと、価格の引き下げが可能になる。だからこそ行政のお節介を了承したとのアブナイ情報も飛び交っている。そう解釈すれば、日産に対する地元3県の揃い踏みコールも納得できます」(市場関係者) 日産ではゴーン社長が就任直後に『コストカッター』の異名を取ったように、情け容赦のないコスト削減路線を突き進んだことで、下請け企業の大半が悲鳴を上げた。口さがない向きは当時「トヨタは下請けを殺さないが、日産は本気で殺そうとしている」と評したものである。しかし、ゴーン社長のショック療法を経て日産は、ついに最終利益でトヨタを大きく上回る優良企業に変身した。それを目の当たりにすれば、トヨタが「何とかして日産の鼻を明かしたい」と切望し、起死回生の秘策を練ったとしても不思議ではない。「それこそ、行政が旗振り役を務める日産との商談でしょう」と前出のトヨタウオッチャーは指摘する。 「世間の目にはトヨタの屈辱と映るでしょうが、もう系列の枠にしがみついていては生き残れない時代になったということ。門戸開放のドサクサで、縁を切りたい下請けが日産サイドへ行ってくれたら万々歳です」 競争社会はしょせん、キツネとタヌキの化かし合いということか。
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社会 2012年07月30日 11時00分
暴排条例余波 観光客は大喜びする「祇園祭」「天神祭」の露店激減現象
「今年の祇園さん、雰囲気変わったんと違うか?」 関西を中心に夏祭りに“異変”が起きている。祭りにつきものの、露店、屋台が、暴力団排除条例の余波で激減しているからだ。 たとえば、7月14〜17日まで行われた祇園祭の露店に関わる『五条露店組合』によれば、「昨年に比べて約200店の減少」という。 これは祇園祭山鉾連合会が6月22日に行った「暴力団排除宣言」を受け、京都府警が露店数の制限に乗りだしたからなのである。 府警担当記者が言う。 「表向きは『明石市の花火大会事故を踏まえた雑踏事故の防止』となっているが、テキ屋狙いなのは明らか。通行の安全だけなら、一昨年から実施している規制強化で十分だからです。マル暴系のテキ屋を一掃しようというのが本音でしょう」 そのためか、一方のテキ屋たちは青息吐息。 「今年は規制で店を出せなかった。通行の安全確保やというけど、そんならなんで地元飲食店の軒先営業がオッケーなんや。どう見てもワシらの締め出しやないか」(金魚すくいの露店商) また別の露店商も「確かにシノギではあるけども、祭りの雰囲気を盛り上げているという誇りは持っている。そこらをもう少しわかってほしい」と嘆く。 だが、被害者を気取るテキ屋連に対し、見物客らは、例年ならごった返す四条通りのスムーズな流れを横目に、「雰囲気がよくなった」「そぞろ歩きが楽しめる」と歓迎ムード。今後は近隣の祭りにも波及しそうな雲行きなのだ。 「テキ屋の出店制限は、すでに祇園祭とともに関西の夏を彩る、大阪・天神祭でも決まっている。今後は大きな祭りからテキ屋が締め出されるケースが増えるでしょうが、問題になりだしているのは小さな祭りなのです」(地元紙記者) 実際、尼崎市の某地域の夏祭りは、例年なら二桁集まる露店が、今年は3店しか集まらなかったという。 同夏祭りの責任者は「今後はボランティア主体のイベントで祭りを盛り上げるしかない」と語るが、祭りの繁栄と衰退に暴排条例は大きく影響を及ぼしそうだ。
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社会
都知事選 ラストサンデーで石原氏を袋叩き
2007年04月02日 15時00分
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都知事選特集 占い師対決
2007年04月02日 15時00分
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谷隼人が都知事選候補者を応援
2007年04月02日 15時00分
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都知事候補 黒川氏がメイドさんと“合体”
2007年03月31日 15時00分
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都知事選 ドクター中松、夜の渋谷交差点で新発明「回転舞台」披露
2007年03月30日 15時00分
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都知事選 石原氏「厳戒歌舞伎町演説」で語った手柄話
2007年03月29日 15時00分
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石原陣営に焦りアリアリ!? 今朝の政見放送でまさかの慎太“老”ぶし炸裂!!
2007年03月28日 15時00分
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都知事選政見放送で仰天マニフェスト
2007年03月27日 15時00分
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都知事選「浅草雷門で時間差対決、石原VSドクター中松」
2007年03月26日 15時00分
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都知事選 浅野スニーカー街頭演説でセクシーポーズ
2007年03月24日 15時00分
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都知事選 石原氏満員電車でGO!
2007年03月23日 15時00分
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都知事選きょう告示、石原氏ら第一声
2007年03月22日 15時00分
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桜金造都知事選正式表明
2007年03月20日 15時00分
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都知事選 黒川氏が石原知事をホリエモン呼ばわり
2007年03月19日 15時00分
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社会
ホリエモン実刑
2007年03月16日 15時00分
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社会
丸山弁護士東京都知事選出馬へ
2007年03月09日 15時00分
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社会
石原カジノ構想消滅!?浅野氏に“追い風”吹く
2007年03月07日 15時00分
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社会
上層部スタッフが告発 NOVA 怪文書
2007年02月21日 15時00分