社会
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社会 2012年12月19日 11時45分
千葉商工会議所の職員が7400万円を着服
千葉商工会議所(千葉県千葉市中央区=石井俊昭会頭)で、とてつもない金額のカネが職員により着服されていたことが分かった。 着服していたのは総務部会員事業課主幹の男性職員(51)で、12月13日付で懲戒免職処分となった。 同商工会議所によると、職員は総務課財務管理室に在籍していた07年9月から今年3月までの間、資金の移動が少ないビル会計などの資金を扱う通帳から、テナントの保証金などの公金を不正に引き出し、総額約7400万円を私的に流用した。 職員は架空の国債や地方債の購入費を計上。発覚を遅らせるため、カネを一時的にほかの口座に移してから、引き出すなどの偽装工作もしていた。 流用した公金は、家族名義の菓子店の運転資金や、ブランド物の靴やバッグの購入、子どもの教育費などに充てていた。 今年4月に人事異動があり、10月に通帳の紛失が判明したことから、資金の流用が発覚したもので、職員は着服を認めた。 今後、同商工会議所ではこの職員を刑事告訴し、損害金の賠償を求めるととともに、調査特別委員会を設置して、被害の全容解明を進めるほか、外部の専門家を交えた委員会を設置して、再発防止策を講じる方針。 この職員が着服していた期間は実に4年半。特定の人間に全面的に資金管理を任せたばかりに、多額の着服を許し、発覚が遅れたことは、同商工会議所にも反省すべき点もあるだろう。(蔵元英二)
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社会 2012年12月19日 11時00分
橋下徹の天敵・丸山和也[参議院議員]が吠えた「暴走・維新は終わった!」(3)
数値目標を定めたマニフェスト選挙の是非が再び議論になっています。 昔はマニフェストや政権公約などはあまり出さずに選挙をやっていた。人物選挙ですよ。北川正恭さんがマニフェストを提唱してブームとなり、極めつけが'09年の総選挙だった。ところが、ほとんどは実行できずに不信感を生み出してしまった。 でも、期間を区切ってある程度の数値目標を出すのは、僕は必要だと思う。「いつかはやります」じゃあ何も信用できない。先日、講演会で北川さんに会ったけど、これからが本当の意味でマニフェストの時代なんだと言っていた。ただ、あまり、細かく数字を出しても多くの有権者は精査できないし、状況が変わっても無理して実行しようとすれば、当然歪みも出てくる。それでは何のためのマニフェストかわからなくなってしまう。 今回、僕はあえて「政策より人物」ということをわざと言っているんです。この10年くらいずっと政策本位で人が集まったり離れたりしてきたけど、その人たちがどういう人なのかということが抜け落ちちゃうと、ダメなんじゃないかと。その政策に賛同しないと当選できそうにないとか、他所で公認されないから来たとか、けんか別れしたから来たとか、そんな人たちが「政策が同じだ」と都合の良いことを言って集まってもしょうがないでしょう。いくら政策のレッテルが同じでも、人物的にはガラクタ市みたいになってしまう。だから、今の時期はむしろ、政策より人物という視点でよく考えないといけないんじゃないかな。それに政策は理屈をつけていくらでも変えられるんですよ。裁判と一緒で、どんな判決を出しても、矛盾しないような理屈は後からいくらでもつけられるんです。 それにしても、今回の選挙はどういう結果になるにせよ、本当に意味が大きいね。日本の針路にとって大きな節目になるでしょう。一本調子に維新が勝つようなことがあると、次の選挙でも勝って倍々ゲームみたいに大きくなっていく可能性もないとは言えない。中身が伴わない場合、それは一種の政治的バブル現象ということになる。人間の情として、何か変化を期待するのはよくわかるが、他方で、国民は、政治のバブルに踊らされないよう警戒する必要があると考えている。(文中一部敬称略)丸山和也[参議院議員]1946年兵庫県生まれ。'70年、司法試験に合格。'75年渡米。'80年に帰国後、国際法務、各種特許紛争等に取り組む。日テレ系人気番組「行列のできる法律相談所」レギュラー出演中の2007年、参議院選挙に自民党から出馬し当選。「丸山国際法律事務所」代表。
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社会 2012年12月19日 11時00分
東京MXTVの中間売り上げが5割増 余勢で民放制覇を目論むドンが動く?
「この異常な売り上げの伸びは何だ?」 売り上げを5割も伸ばした首都圏のテレビ局の勢いが止まらない。 東京キー局の最後発、東京メトロポリタンテレビ(MXTV)のことだ。ゲストが生本番中に「お○○こ発言」をし、降板させられる騒ぎが起きたことでも知られる。 同局がこのほどまとめた'13年3月期中間決算('12年4〜9月)では、売り上げが69億9700万円(前年同期44億300万円)で前期比159%、経常利益が7億3900万円(2億2100万円)で334%、純利益が4億2000万円(1億4300万円)で293%と派手な伸びである。 通期の売り上げも127億6000万円、経常利益13億500万円、純利益を6億4400万円見込んでいる。 「たしかに分母は小さいが、前期の半分以上の売り上げを上乗せしたのは奇跡というしかない」(ライバル民放幹部) 目下、民放キー局は不景気風にさらされている。食べ歩きと、ひな壇芸人が大勢出るバラエティー番組を中心に番組制作費を減らし、なんとか経営を維持している。 では、東京MXTVの場合は、いかにして稼いでいるのか。 局側は「スポーツ番組の売り上げ拡大、それに放送料金の改定」を理由に上げるが、実はダボハゼ商法というのが本当のところ。 まずは約3倍伸ばしたイベント収入。 「福岡ソフトバンクの中継が62試合で、これにスポンサー、視聴者がついた。またバーチャルアイドルの初音ミクのライブなども貢献している」(MXTV関係者) 他に、東京スカイツリー・サテライトスタジオからの『おしあげNOW』などもスタートさせた。地元密着型でスポンサーがつきやすいという。 骨董品や美術品の通販も行い、従来の売りだったアニメ番組も24本編成になるなど、すべてのジャンルがうまく連動した結果とみてよかろう。 もともとボロテレビ局だったものを見事再建した人物こそ、元FM東京社長を経験し、日本一のFM局に育てた後藤亘会長(元FM東京会長)である。 「ドンがまた動き出しています。FM東京が中心になって進めているデジタルラジオでひと儲けしようとしているのです。これは、地上デジタル化で空いた周波数を使うマルチメディア放送で、AMラジオ局や既存のFM放送も経費が安いので乗り換える兆しです」(ラジオ業界事情通) 東京MXTVの営業手法を盗もうと、他局の幹部もひんぱんに酒を酌み交わしているそうだ。
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社会 2012年12月19日 11時00分
三越伊勢丹HD“脱アパレル”の危うさ
三越伊勢丹ホールディングスが、業界で主流になっているアパレルメーカーからの供給を絞り込み、委託工場を通じた衣料品の自社生産を始めることになった。 顧客ニーズや流行を基に自社で商品を企画し、国内の縫製工場などに生産を委託、商品を全量買い取る。製造小売り(SPA)と呼ばれる手法で、同社は「アパレルメーカーの商品に比べて利益率が10ポイント程度向上する」と強調する。 しかし、業界関係者は「世紀の大博打。大西洋社長の命取りになりかねない」と指摘する。 「アパレルメーカーからの供給であれば、売れ残った商品が返品できる。ところが、SPAであれば在庫を抱え込むリスクを負う。アパレルを通さないから利益率がアップするといっても“商品がフル回転すれば…”の条件が付く。ライバル各社がSPAに踏み込めなかった最大の理由が、この在庫リスクなのです」 業界最大手の同社のこと。そんな事情は先刻承知に決まっている。太平社長が強くアクセルを踏む理由は何なのか。 「三越伊勢丹は今年の夏、高島屋や阪急などに対抗してセールの時期を遅らせた。本邦初というべきセールの後ろ倒しで世間の注目を集めたのですが、結果は散々だった。これに堪りかねた大手アパレルは、冬セールの後ろ倒し(来年1月18日実施)に反旗を翻し、元旦もしくは1月2日から始まるライバルデパートの冬セールに歩調を合わせることになった。大西社長とすれば、アパレルからハシゴを外されたようなもの。そこで“脱アパレル宣言”ともいうべきSPAに舵を切ったのです」 果たして吉と出るか、凶と出るか。
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社会 2012年12月18日 11時45分
違法風俗店の家宅捜索情報漏らし、現職警官3人とOBを書類送検
兵庫県警は12月17日、違法営業の個室マッサージ店の家宅捜索情報を、経営者の女に漏らしたとして、県警生活環境課の元警部補(62)を犯人隠避と地方公務員法違反(守秘義務違反のそそのかし)容疑で、元警部補に情報を漏らしたとして、同課の警部補(52)、巡査部長(40)、巡査長(33)の現職警察官3人を地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑でそれぞれ書類送検した。 送検容疑は元警部補が昨年10月、同県明石市で違法経営していた個室マッサージ店の家宅捜索情報を、元部下らから聞き出し、退職前に知り合った50歳代の経営者の女に、2回にわたって「店を閉めた方がいい」などとメールを送って漏らした疑い。 元警部補は風俗捜査のベテランで、昨年3月に定年退職した。08年5月に事件の参考人としてこの経営者の女を調べた際に知り合い、09年7月頃からは客として店に通っていたという。調べに対し、「違法な店の客だったと、ばれるのを恐れてやった」と容疑を認めている。また、「安くしてもらったことが数回あった」とも話しているという。3人の元部下らは「先輩が激励してくれていると思い、聞かれるまま話してしまった」などと話している。 県警は同日、警部補と巡査部長を減給、巡査長を戒告の懲戒処分とし、同課の課長ら3人を本部長注意などとした。 それにしても、店の料金を安くしてもらっていた程度の利益供与で、捜索情報を元部下から聞き出し、違法風俗店に情報を流したOB警官のモラルのなさにはあきれてしまう。また、元上司の頼みで断れなかったとはいえ、すでに退職した一般人であるOBに、安易に捜索情報を教えてしまった現職警官も、かなり問題だ。(蔵元英二)
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社会 2012年12月18日 11時00分
60歳無年金時代が到来! 死を待つだけの老後難民の実態(4)
物価が日本の3分の1のマレーシアへの移住を考えた人もいる。同国は親日家も多く、日本人会もある。高原地帯なら、ヒートアイランドとなる日本の夏より過ごしやすい。しかし死んだ後、日本への高額な輸送費などで物価安など吹っ飛んでしまう。あれやこれやの条件を考えた結果、移住はやめた。 では、日本の田舎暮らしならどうか。 定年後すぐ、中国地方のある町に移住したMさん夫婦(69、66)は3年で東京に戻った。田舎では地域との助け合いは不可欠だから、いつも集まって大酒を飲む。この習慣になじめなかったのだ。また、夫婦どちらかが田舎暮らしに合わず、片方が東京に戻ってしまうこともある。田舎生活に本当になじむまで、元家を売らない方が無難だ。 長年の会社勤めで故郷から離れており、定年を機に戻っても仲間がいないという“地域デビュー”という悩みもある。Nさん(65)は、夫婦で庭造りをすることで近所との話題が生まれ、その延長でガーデニングクラブにそろって参加することで交流が生まれた。ライトアップした庭で、仲間と酒宴を楽しんでいる。 リタイア組がうらやむ“2世帯同居”でも悩みがないわけではない。1階に息子夫婦が住み、2階に老夫婦が住むOさん夫婦(67、65)の場合はこうだ。息子夫婦は「共働きだから」と孫の世話を押し付ける。孫はかわいいからいいが、おやつを与えると「勝手にあげないでください!」と嫁が怒る。孫を囲んで週1回くらいは夕食をと願うが、それも果たせない。1階にある風呂に入る時間帯が決められており、早くても遅くもダメ。“安らぎの家”とは程遠いが、逆にこの仕打ちを夫婦で慰め合うようになって昔より仲が良くなったという。 厚生年金が年300万円。60歳で定年退職し、3カ月後に失業保険ももらわず、月10日ほどの出勤契約で働き始め、その後、日当1万2000円で週3日(年収約200万円)個人事業主として働くPさん。青色申告者として開業届を税務署に出し、年間所得は厚生年金と合わせると500万円に達し、本来なら相当な納税額になるはず…。だが、事業所得として確定申告することで、40万円くらいの還付金を受け取ることができるという。これは裏ワザだ。 普通の人が年金との付き合いを考える場合に大切なことは「もらえる以上は使えない」という単純な事実だ。人生の“最後”の日々を、ひたすら生活防衛をして耐えるしかないとすれば、偽りの“長寿の国”と言わざるを得ない。
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社会 2012年12月18日 11時00分
テレ朝が着々進める本社機能集約計画 注目は『原宿コロンブスビル』の処理
プライムタイム(19時〜23時)で首位を走るテレ朝だが、副業である不動産投資にも積極的である。 目下、'13年秋をメドに新本社ビルを建設中であることは、このコーナーでもリポートした。場所は西麻布1丁目で、昨年7月までに土地も購入していた。 18階建てで開発予定総面積は1100坪。土地は100億円、総工費は400億円だという。ビル上層階に多目的ホールの建築も予定している。 グループ会社を収容し、業務の効率化を図るのが狙いだ。同時にグループ外への資金流失を抑制するというが、当然、不動産純投資という面もあるだろう。 そこで浮かび上がってきたのが、原宿にある『原宿コロンブスビル』の売却説。 テレ朝が2000年に建設した9階建てのフルデジタルビルで、テレ朝系のBS朝日、JCTVも入居している。公開サテライトスタジオ『ガレリア』とデジタルハイビジョンスタジオが3カ所あり、BS朝日向け番組制作の他に、テレ朝向け番組の収録も行われている。それらが新本社への引っ越しに備え、近く別の場所に“仮住まい”を予定しているという。 「原宿コロンブスビルは麻布・六本木と離れているので早く近くに移したいのでしょう。ゆえに、現時点では売却説が有力。引っ越しもそのための動きと思われます」(テレビ朝日事情通) そもそもテレ朝が昨年暮れ、六本木5丁目計画で浮上した現在の本社に隣接する土地を推定50億円で購入したのが本社移転の発端だったといわれる。 テレ朝がここまでできるのは豊富な内部留保があるからだろう。現時点で1545億円('13年3月期中間決算時点)で無借金。 今のテレビ界は、何が起きても不思議ではない。早河洋社長の野望通り、新社屋建設とともに視聴率四冠を獲得する可能性も大である。
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社会 2012年12月18日 11時00分
橋下徹の天敵・丸山和也[参議院議員]が吠えた「暴走・維新は終わった!」(2)
ただ、橋下は首相公選制を提唱しているけど、これは油断できないんだよ。講演会などで聞いてみると、首相公選制には7〜8割の人が賛成なんです。維新が法案を出してきたら、雰囲気的には通ってしまう土壌がある。そして、首相公選制になれば、橋下が総理大臣になる可能性だって否定できない。 石原氏は、なぜこのタイミングで国政に打って出ようとしているのか。 彼は30年以上前から、軍事独裁を称賛するような連中と心中呼応しているように思えるところがある。三島由紀夫の事件のこともずっと頭にあって「三島はやったけど、俺はできなかった」というコンプレックスを抱き続けているともいわれている。そういう屈折した思いが今回の行動にも出ているような気がする。 大前研一さんが、完全に維新を見限ったと書いていた。道州制は彼が先駆者みたいなものだし、『平成維新』の名前で政治活動を始めたのも彼だし、名前を譲ったようなところもある。橋下が石原さんと組んだことにとても失望したようだ。大前さんは国際派の経営コンサルタントだから、石原さんが尖閣を購入しようとしたことなどで、ビジネス環境がとても悪くなったと言っている。尖閣では領土問題がなかったのに、石原さんの言動のせいで、国際的に領土問題があるということになってしまった。 核保有だの憲法破棄だの、80歳を過ぎた男が幻影の中で、一人で騒ぎを起こそうと執念を燃やしているということじゃないかな。ある意味、誠に大したもんではあるが。他方で「暴走老人」なんて言われていたけど、我々は、これから先は彼の暴走と妄想の違いを見極める必要がある。実際に今の日本に、アメリカや中国と戦争できるだけの思想や体力が備わっているとでも思っているのだろうか。 国民運動のような形をつくるには、安倍さんでは問題もあるんだよね。裾野の広い支持が得られるかというと疑問符だから。まず、総理をやっていた前回のことがあるので、強いイメージがない。そして、やや尖り過ぎているのではないかと。復古趣味とか、保守過ぎるとか、いろいろな言い方はあるけど。そんなこともあって総裁選のとき、全国の支部では圧倒的に石破さんの方が評判良かった。 ところが一部の学者や評論家が動いて、安倍さんを総理にと嘆願書まで出していた。そんな動きと尖閣の問題が重なって安倍さんが勝った。僕は2人とも知っているから言うけど、両方とも弱いかなと思ったな。じゃあ誰がいいのかと聞かれると困るんだけど、あの2人じゃ風を起こせないと思ったね。風を起こすという意味で、小泉進次郎に「おまえさん出ろ」ってけしかけたんだけどダメだったな(笑)。もちろん今は力を養成していくという彼の判断が正当だったんだがね。
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社会 2012年12月17日 11時45分
JR西日本でまた不祥事 大阪環状線の運転士が走行中に喫煙
JR西日本では和歌山駅の駅員が遺失物から現金約100万円を着服していたことが発覚し、当該社員を懲戒免職にしたばかりだが、またしても不祥事が発生した。 同社は12月13日、大阪支社奈良電車区に所属する男性運転士(55)が、大阪環状線の電車を運転中に運転席で喫煙をしていたと発表した。同社によると、運転士は「たばこを吸うのが我慢できなった」と話しており、過去に数回の喫煙行為を認めているという。同社は乗務中やホームでの喫煙を社内規定で禁じており、今後、処分を検討する。 運転士は12日午前7時10分頃、大阪環状線内回り普通電車を運転中に、大正駅(大阪市大正区)〜新今宮駅(同市浪速区)間(約1.6キロ)で、持参したたばこ1本を吸った。喫煙していた時間は約5分間で、携帯灰皿で吸い殻を処分したという。当時乗っていた乗客は、約200名と推定されている。 新今宮駅で降車した乗客が同駅社員に、「運転士がたばこを吸っていた」と申告。運転士に確認したところ、喫煙の事実を認めた。 電車の運転士の喫煙をめぐっては、大阪市営地下鉄で6月に回送電車を運転中にたばこ1本を吸ったとして、40代の男性運転士が停職1年の懲戒処分となった例がある。ただ、回送中と乗客を乗せての営業運転中とはワケが違う。電車の運転士は乗客の命を預かっており、自覚のなさが問われることになる。 JR西日本では「会社を挙げて社員一人一人が信頼回復に努めている中で、このような事象は運転士としてあるまじき行為で、ご利用のお客様に不信感を与えてしまったことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます」とコメントしており、運転士には厳罰が下されることになりそうだ。(蔵元英二)
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社会 2012年12月17日 11時00分
60歳無年金時代が到来! 死を待つだけの老後難民の実態(3)
中小企業に勤めていたHさん(66)。年金額を退職の1年前に社会保険事務所で調べてガックリ。新聞の求人欄で、週3回、夕方5時から朝9時までの病院の夜間警備の職を見つけた。もらえる金額は、東京都の最低賃金(時給850円)を少し超える程度だ。 バツイチの独り身だが、内縁の妻(夫は死別)がいるというIさん(67)。本人の年金は年95万円。彼女の遺族年金が110万円。遺族年金は妻が再婚すると権利が消滅するため、籍を入れないようにしている。しかし彼女に何もしてやれないヒモのような生活に「捨てられたらどうしよう…」という不安の日々だという。 大阪在住の大手企業でエリート街道を進んだものの、会社のリストラや企業合併で、本来なら企業年金が年300万円出るはずだったJさんのケース。64歳になり厚生年金の定額部分の受給が始まり、報酬比例部分を合わせて満額需給になった。これが年100万円強。これに老齢基礎年金が約70万円、妻が60歳未満のため総額は200万円に届かない。企業年金の減額分を合わせて年300万円を切っている。それでも夫婦2人で300万円はいい方。月2回は友人たちと飲み会を開き、年に一度は韓国や中国旅行に、オフピークの安い時期を選んで旅行する。これも時間があればできることだ。車は小型車に買い替えた。車くらいないと何かと不便だからだ。 ヒマつぶしという思いで、シルバー人材センターに登録し、そこから自転車置き場に派遣されたKさん(70)も一流企業からの定年退職組で、派遣先の同僚とは退職金や年金額が1ケタ違う。時給は900円で、1日中座っているだけだから退屈で仕方がない。センターには経理事務や学童の登下校の見守り要員など、見栄えのいい職もあるが、区会議員などにコネがないとまず採用されない。辛いのは、仕事仲間は競馬、パチンコしか興味がなく、会話が全くかみ合わないことだ。Kさんはジャズ演奏が趣味。カラオケに行っても他人の演歌を聞くのが苦痛でしかない。 57歳でやはり一流企業を早期退社、大手人材派遣会社に登録し、自営業として仕事を請け負う形をとったLさんにも悩みがある。登録者は同じく大手企業の管理職出身者が多く、登録会社のセミナーなどに出た後は飲み会となる。アルコールが嫌いではないLさんは、本来なら楽しいはずなのだが、会はサラリーマン時代の自慢話が飛び交い、中には名刺交換した有名企業経営者などの名刺を見せびらかす人もいる。Lさんは、つくづく不毛の時間だと思っている。
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都知事選 ラストサンデーで石原氏を袋叩き
2007年04月02日 15時00分
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都知事選特集 占い師対決
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2007年03月30日 15時00分
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都知事選 石原氏「厳戒歌舞伎町演説」で語った手柄話
2007年03月29日 15時00分
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石原陣営に焦りアリアリ!? 今朝の政見放送でまさかの慎太“老”ぶし炸裂!!
2007年03月28日 15時00分
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都知事選政見放送で仰天マニフェスト
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都知事選「浅草雷門で時間差対決、石原VSドクター中松」
2007年03月26日 15時00分
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都知事選 浅野スニーカー街頭演説でセクシーポーズ
2007年03月24日 15時00分
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都知事選 石原氏満員電車でGO!
2007年03月23日 15時00分
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都知事選きょう告示、石原氏ら第一声
2007年03月22日 15時00分
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桜金造都知事選正式表明
2007年03月20日 15時00分
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都知事選 黒川氏が石原知事をホリエモン呼ばわり
2007年03月19日 15時00分
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ホリエモン実刑
2007年03月16日 15時00分
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丸山弁護士東京都知事選出馬へ
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石原カジノ構想消滅!?浅野氏に“追い風”吹く
2007年03月07日 15時00分
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上層部スタッフが告発 NOVA 怪文書
2007年02月21日 15時00分