オリックス“神童”山本由伸を意識、キック須田翔貴の鮮烈デビューに天心も「100点!」

スポーツ 2018年11月05日 21時15分

オリックス“神童”山本由伸を意識、キック須田翔貴の鮮烈デビューに天心も「100点!」左から篠塚辰樹、須田翔貴、那須川天心

キックボクシングRISE
『RISE128』
▽2日 東京・後楽園ホール

 本編が始まる前のオープニングファイト1試合目で、会場に戦慄が走った。

 この日は“神童”那須川天心の父、弘幸氏が会長を務めるTEAM TEPPENの須田翔貴のプロデビュー戦。対戦相手は3戦3勝とデビュー以来無敗の横手太嵐(TARGET)だった。元プロボクサーで、2011年には東日本新人賞にも輝いている。

 試合は1R、翔貴がジャブとローキックを打ちながら自分の距離を作っていくと、40秒過ぎに右ストレートが横手のアゴを捕らえて倒すもレフェリーはスリップと判断。しかし、「手応えがあった」という翔貴はここが“勝機”と見た。試合が再開するとラッシュを仕掛け、たまらずレフェリーが試合を止めた。わずか53秒のKO劇。これは天心のデビュー戦の58秒よりも早い。翔貴が食らったのはローキック一発だけだった。

 翔貴が所属しているTEAM TEPPENには元プロボクサーが何人かいる。中でも天心、翔貴と同い年の篠塚辰樹にはA級ボクサーの実績がある。空手出身の翔貴にとって、辰樹との練習は役に立ったようだ。

 「辰樹とは対策練習をやってもらったので、役に立ちましたね。パンチにローを合わせる対策や、ボクサーの独特のジャブも打ってもらっていた。相手のパンチは見えました」

 翔貴がコメントに、辰樹は「え?相手元プロボクサーだったんですか?」ととぼけて笑わせた。辰樹は「翔貴には最高の試合を見せてもらった。自分も17日の両国国技館大会で仲間のためにも爆発したい」と刺激を受けた様子。天心からは「パンチで倒せたのがよかったね。きょうは100点でしょ!」と声をかけられたという。

 試合前から「あいつは大丈夫。強いからKOで勝ちますよ」と予言していた那須川会長も試合後に「やっぱ強えなぁ。試合を重ねていけばすぐにチャンピオンになりますよ」と太鼓判を押していた。またこの日、会場に来れなかった“TEPPEN三銃士”の長男で、キック界の王子様との異名を持つ白鳥大珠は「翔貴はThe 空手家って感じです。蹴りもパンチも強いし打たれ強い。ここから一気に来ると思います」と翔貴に期待を寄せていた。

 試合後、コメントブースに現れた翔貴は開口一番「ホッとしてます」と語ると「会長からも試合前に『リラックスしていけ』と言われて、その通りリラックスして試合ができたので良かったです」と安どの表情。「最初はジャブやローで様子を見ようと思った。うまく右のストレートがアゴに入って『効いたな』と思ったけど、スリップとの判定だったので、仕切り直していきました。ホントは相手がパンチの選手だったので、蹴りでいくつもりだったんですけど、いい感じにパンチが入って良かったです」と笑顔で試合を振り返っている。

 翔貴は今後について「会長からも『ベルト獲ろう!』と言われました。きょうのメインでスーパーフライ級のチャンピオンになった田丸辰選手は、テクニックがあって、パンチがうまいなと感じました。どんどん名前がある強い選手とやって、来年にはタイトルに挑戦してベルトを取りたいです」と宣言。この日、金子梓を破り初代王者となった田丸が保持するRISEスーパーフライ級のベルトに狙いを定めた。田丸は“次代の那須川天心”との呼び声が高い選手で、デビュー以来8戦8勝。キック業界期待の新鋭だ。翔貴も連勝街道を走りながらタイトルにたどり着きたいところだ。

 最後に意識している選手について質問されると「同い年の天心や辰樹も意識してますけど、自分はプロ野球が好き。“プロ野球界の神童”と言われているオリックスの山本由伸と仲がいいんです。彼も同い年で活躍しているので、かなり意識してます。競技は違うんですけど、自分も早く活躍して、お互い切磋琢磨していける関係になりたいですね」と今年のパ・リーグ新人王最有力候補のピッチャー・山本由伸の名前を出した。

 由伸も格闘技好きとあって、2人はSNS経由で交流を持つようになったという。由伸は先日、天心とテレビの企画で“神童対談”を行ったばかり。オリックスでは他にも山岡泰輔や、澤田圭佑と交流があるそうだ。現在高知で秋季キャンプ中の由伸に話を聞くと「生で試合を観たかった」と悔やみつつ「翔貴が勝ったと聞いてうれしかったし、刺激になりました。これからもお互いに刺激し合いながら、野球とキック、それぞれの世界でトッププレイヤーになれたらいいなと思います」と述べた。

 こうした交流がキッカケとなり、双方のファンがお互いに興味を持つようになれば新規ファンの開拓にもつながるだろう。今後の2人のジャンルを超えた“ライバル関係”に注目していきたい。

 ちなみに翔貴は試合が終わってから興奮が冷めず、一睡もできなかったとのこと。個性豊かな選手が多いTEAM TEPPENの中からまた一人、面白い選手が誕生した。

▼-53kg契約(3分3R)
○須田翔貴<TEAM TEPPEN/2018年KAMINARIMON×新空手アマチュア最強決定戦-57.5kg級優勝> (1R 0:53 KO) 横手太嵐●<TARGET/2017年KAMINARIMON全日本大会-55kg級優勝>
※パンチ連打

取材・文・写真 / どら増田

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