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日本ハム 吉田輝星が斎藤佑を踏み台に 交流戦一軍デビュー

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提供:週刊実話

 栗山英樹監督(58)にも異論はないはずだ。昨夏の甲子園大会を沸かせた吉田輝星(18)の一軍デビューが“内々に決定”された。

 5月8日、千葉ロッテとの二軍戦で先発した吉田は、4回途中まで被安打3、奪三振3、無失点と好投したのだ。しかし、荒木大輔二軍監督を始めとするファーム指導者から出るのは、辛辣なコメントばかりだった。

「これは、吉田のトリセツ(取扱説明書)によるもので、褒めるよりも『ダメだ!』と叱って伸びるタイプだから。5回のマウンドで先頭打者に四球を出したところで交代させたのは、悔しさを次回にぶつけさせるためです」(球界関係者)

 その「悔しさをぶつける登板」は、同16日の予定。8日同様のピッチングができれば、一軍昇格となる。

「オープン戦で清宮幸太郎が骨折した時点で、チーム構想に変更が出てしまいました。戦力としてはもちろんでしたが、栗山監督は若手の活躍でチームを活気づけたいと思っていたのに、清宮はリハビリにまだ時間が掛かりそう。吉田に白羽の矢が立てられたのはそのためです」(同)

 清宮が傷めた右手有鈎骨は、スラッガーにとって致命傷になりかねない。慎重なリハビリが求められるのは当然で、今季中に一軍合流が果たせるとしても、それはペナントレースの勝敗がほぼ決定した夏場以降になると言われている。

 したがって、「最重要強化選手」は、清宮ではなく吉田となったのだ。
「吉田が先発ローテーション入りしてフルシーズンを戦うまで、あと2年は必要でしょう。昨夏の甲子園で投げていた剛速球が10としたら、今は6か7しか出ていません」(取材記者)

 万全ではないが、勝算はあるという。

 今年の栗山采配は奇抜なものが目立つ。特定の打者に対し、外野に4人を配置する変則シフトを見せたかと思えば、斎藤佑樹、加藤貴之といったイマイチの投手たちを「オープナー」として起用するのもそれだ。

 オープナーとは、中継ぎ投手を先発させ、打者一巡を目処に交代させるもの。そのあと、本来の先発投手を出す変則的な継投策だ。

「吉田の先発は短いイニングになるかもしれません」(同)

 斎藤先発には、もう新鮮味がない。ファンを喜ばせ、かつチームの起爆剤になりうる選手登用は、やはり吉田の一軍デビューしかなさそうだ。

「日ハムは先発陣に不安を抱えています。日程が変則になる交流戦でも先発させ、その時は少し長めの登板になりそう」(スポーツ紙記者)

 清宮、斎藤を踏み台にしての一軍デビュー。吉田はスターへの階段を着実に上りつつあるようだ。

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