「東アジアの地図を見れば分かります。朝鮮半島(韓国・北朝鮮)は、まだ日本において人の歴史が記録され始める古代以前から、左隣に居座る巨大中国の“無残な圧迫と侵略と搾取”を受け続けてきました。その結果、朝鮮半島でも中国とソックリな“搾取的社会体制”が生まれ、朝鮮の支配者階級『両班』は、中国のやり方を真似するが如く、上下の階級を厳格化し、大多数の自国民に対し“過度な搾取と差別”を何世紀もの間、繰り返すようになったのです」(朝鮮半島ウオッチャー)
当然ながら朝鮮国民は極度に疲弊し、平民の中で特に多かった『奴婢』という両班の奴隷身分の者は、自分を虐げる者に対しての強烈な恨みや嫉妬、羨望、絶望感などが入り交じる“恨の文化”を1000年の長きにわたり、形成していくことになる。
近代に入ってからは『日韓併合』という日本の屈辱的な統治体制が、韓国の反日教育を生み出し、彼らの恨をより“複雑化”させる1つの要因にもなった。そういう“怨念”にも似たもろもろの感情が、今回の日韓対立で一気に火を吹いていると言える。
日本人の多くは他人事と思い、SNSでは過激な言葉を普通に書き込んでいるが、日本国内には47万人を超える在日韓国・朝鮮人が居る。彼らの恨を無用に刺激するのは危険だろう。
戦後の日本は北と南に分断された朝鮮半島の“不幸な事情”を考慮し、特に南の韓国とは親しく付き合ってきた。国内状況を考えても、このスタンスを崩すべきではないという声が上がるのも、また当然なのかもしれない。