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「自分の皿は洗って」と注意された男、ルームシェア相手を刺す 短絡的な犯行に恐怖の声

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画像はイメージです

 一つの住居に共同で住む「ルームシェア」は、家賃が節約でき、誰かがいる安心感もあるだろう。しかしトラブルになり、殺人に発展した事件もある。

 マレーシア・サバ州で、25歳の男が、ルームシェアをしていた29歳の男性を刺したと海外ニュースサイト『WORLD OF BUZZ』が8月5日に報じた。2人は同僚だったという。同記事によると7月29日の午前3時頃、男は食事をした後の皿を洗っておらず、被害者の男性から皿を洗うように注意されたという。被害者の男性はその後、眠るために自分の部屋に行ったが、注意されたことに男は腹を立て、ナイフで被害者の男性を襲った。男は被害者の男性の部屋をノック、被害者の男性が自分の部屋のドアを開けた瞬間にナイフで刺したという。被害者の男性は頭と左肩を刺された。

 被害者の男性は現場から500メートルほど離れた上司の家に逃げ込み、その場で意識を失った。上司が病院に連れていったが、8月5日現在、意識は戻っていない。男は29日の午後1時50分頃、ルームシェアをしていた部屋で、駆け付けた警察によって逮捕された。なお、2人の間にもめ事はこれまでなかったそうだ。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「注意しただけで刺されるなんて怖い」「恐ろしい事件。他人と住むのは簡単ではない」「確かにルームシェアをしている相手にイラつくことはある。ルームシェアする時は相手も重要」「同僚と住むと仕事上のストレスを家に持ち込みやすいから、トラブルが起きやすいのかも」などの声が挙がっていた。

 この事件が起こる前、日本でもルームシェアによってトラブルが起こり、殺人に発展した事件があった。ルームシェアによる物騒な事件は海外だけではないようだ。

 東京・八王子市で当時28歳の男が、ルームシェアをしていた当時27歳の男性を殺害したと、『産経ニュース』が2017年6月に報じた。同記事によると、6月6日の夜、男が「人を刺してしまった」と警察に自首し、警察がルームシェアをしていた家に訪れると、寝室で血まみれになった男性の姿があったという。救急隊も駆けつけ、その場で死亡が確認された。男性は首や腹などに複数の傷があったという。

 男は警察の調べに対し、男性とはけんかが多く、暴力に発展することもあり、「我慢の限界だった」と供述。けんかの内容は「かばんを貸してくれなかった」など、ささいなものだった。2人は高校の同級生で、同年5月からルームシェアを始めたが、これまでにもささいなことでけんかになり、警察沙汰になることも多かった。事件前日にも、逮捕された男が「顔を殴られた」と通報していたという。

 日本でもルームシェアは定着しつつある。しかし八王子で起きた事件のほかにもシェアメイト同士の殺傷事件が発生している。今後何らかの対策が必要だろう。

記事内の引用について
Sabah Man Slashes Housemate With Parang After Cannot Tahan Being Scolded For Not Doing Dishes(WORLD OF BUZZ)より
https://www.worldofbuzz.com/sabah-man-slashes-housemate-with-parang-after-being-scolded-for-not-doing-dishes/

わずか1カ月のルームシェアの末の「我慢の限界」 高校の親友刺し殺した居候男の殺意の着火点(産経ニュース)より
https://www.sankei.com/premium/news/170620/prm1706200003-n1.html

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