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小池百合子都知事「落書きかもしれないバンクシー作品」を喜ぶ“あざとい”理由

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提供:週刊実話

 英国を中心に活動している著名なストリートアーティスト・バンクシーの作品に似た絵が、東京都港区の防潮扉で見つかったことが分かり、話題になっている。

 防潮扉にはネズミのような動物が傘を持っている絵が描かれており、美術関係者の間では昨年末から「本物ではないか」と話題になっていたという。都は万が一本物だった場合を考えて、アルミ製の扉を取り外し、倉庫に保管している。

「バンクシーは昨年10月にサザビーのオークションで『風船と少女』という作品が約1億5000万円で落札され、その直後に額縁に仕掛けられたシュレッダーで作品が裁断されたことで話題になりました。今回見つかった絵が本物ならば7000〜8000万円くらいの価値があるといわれています。日本にも密かに訪れているといわれており、もしかしたら他にもバンクシーの作品が隠されているかもしれないと、美術界では話題になっていますよ」(美術ライター)

 覆面アーティストのゲリラ作品が残されていたことで美術ファンは沸き立っているが、東京都の小池百合子知事もその1人だ。

 1月17日には自身のツイッターに「あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです」とツイートしたが、ネット上ではこの知事の発言に異議を唱える人が続出している。

https://twitter.com/ecoyuri/status/1085767968959561729

《贈り物ってこれ落書きですよね。有名画家なら許されるの?》
《都内には似たようなスプレー画たくさんありますよ。全部取り外すんですか?》
《これ気持ちは分かるけど、知事としては言っちゃいけないよね》
 など散々な言われようだ。

「有名画家だから許されるという問題ではないでしょうね。都内では各地にいたずら書きやスプレー画がたくさんあって、以前から問題になっています。芸術作品と落書きの線引きは難しく、放置すれば犯罪や非行を誘発する恐れもあります。“贈り物”は立場のある人間が口にしてはいけないと思いますよ」(東京都職員)

 うれしさのあまりついつい口が滑ってしまったとも言えるが、小池知事が浮かれるには理由があるという。関係する都職員が声を潜めて言う。

「現在大規模改装中で、3月下旬にリニューアル・オープンする東京都現代美術館の目玉として、小池知事はこの絵を展示しようとしているのでは? バンクシーの作品が見られるとなれば集客もかなり見込めると思いますからね」

 果たして作品は本物か否か。今後の調査結果が注目される。

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