“第2のシャープ”か? 任天堂が藁をもすがるUSJとの提携

社会 週刊実話 2016年03月18日 14時03分

 任天堂は3月2日、大阪市の米映画テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)とテーマパークの共同展開で基本合意したと明らかにした。スマホの台頭で主力の携帯型ゲーム機『ニンテンドー3DS』の販売が激減しているからだ。

 これを受け、先ごろ平成28年3月期の業績見通しを下方修正。当初、本業の儲けを示す営業利益を前期比倍増の500億円と見込んでいたが、一転して330億円に引き下げた。アナリストの予想(平均値)は439億円だったことから、「そこまで急ブレーキがかかったのか」との驚きの声が上がっている。
 最終利益も従来予想の350億円から170億円に落ち込む。前年実績は418億円。予想と修正値が余りに懸け離れていることから、外資系証券アナリストが「下方修正値だってぶれかねない。この分だと“第2のシャープ”もあり得る」と危惧しているほどだ。

 苦境脱出の切り札として期待を集めるのが大阪市のテーマパーク『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)』との提携だ。任天堂は「マリオ」や「ゼルダ」などゲームのキャラクターや世界観を積極的に他分野の商品やサービスにも展開し、ゲームファンを増やす戦略を進めている。テーマパークへの進出もその一環だ。

 テーマパークへの進出はゲームファンを獲得する戦略の一環として、昨年7月に死去した岩田聡社長(当時)が描いたシナリオ。後任の君島達己社長がその遺志を引き継ぎ、攻めの戦略に打って出た構図だ。
 「君島社長は銀行出身で、ゲーム機やソフトに関してはズブの素人なんです。彼が下手に口出しすれば、現場はかえって混乱する。その点、USJとアトラクションでタッグを組むこと自体、管理部門担当だった彼にはうってつけでしょう。とはいえ、本業のジリ貧は目に余る。もしもUSJから三くだり半を突き付けられたら天下の笑い物になり、任天堂の株価は大暴落しかねません」(証券アナリスト)

 頼みのゲーム機やソフトが売れなければ、キャラクターを全面に押し出すテーマパークの魅力も半減しかねない。捕らぬタヌキの数字いじりで“第2のシャープ”が現実にならなければいいが。

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