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今度は一般参加選手が日本人トップでロンドン五輪男子マラソン代表選考は混迷必至! “市民ランナー”川内にもいちるの望み

 男子マラソンのロンドン五輪代表の最後の選考会を兼ねたびわ湖毎日マラソンが、3月4日、滋賀県大津市皇子山陸上競技場発着で開催され、招待選手ではない一般参加の山本亮(27=佐川急便)が2時間8分44秒で日本人トップの4位となった。

 当初は昨年9月、韓国での「世界選手権」で日本人最高の7位(2時間11分52秒)だった堀端宏行(25=旭化成)が日本人トップを走っていたが、37キロすぎに堀端を抜いた中本健太郎(29=安川電機)がエルネスト・ケベネイ(27=ケニア)も抜き4位に浮上。このまま中本が日本人トップでゴールするかと思われたが、山本が猛追。山本は競技場内で中本を抜いて4位に入った。中本は2時間8分53秒(自己ベスト)で5位、失速した堀端は11位(2時間10分5秒)だった。

 五輪代表選考会では昨年12月4日の福岡国際マラソンで、公務員の“市民ランナー” 川内優輝(24=埼玉県庁)が2時間9分57秒で日本人トップの3位。2月26日の東京マラソンでは“無職ランナー”の藤原新(30=東京陸協)が2時間7分50秒で日本人トップの2位に入った。立て続けに非実業団の選手が好成績を挙げ、日本陸連の面目も丸潰れだったが、今回はノーマークで一般参加の山本が日本人トップとなり、実業団の有力選手の弱さが浮き彫りとなった。

 山本は神戸・長田高校、中央大学を経て、佐川急便に入社。現在は同社陸上部の主将を務める。09年北海道マラソンで出した2時間12分10秒(2位)が自己ベストで、今回3分以上も自己記録を更新した。

 こうなると、がぜん注目を集めるのは代表選考。タイムからいって、藤原はまず当確。残るは2枠。尾県貢日本陸連専務理事は「代表選考はタイム、コンディション、レース展開を重視してこれから進めていく」と語ったが、混迷を極めるのは必至。

 マラソンの代表選考の場合、必ずしもタイムだけではないのがむずかしいところ。山本は過去の実績に乏しいため、選出に反対意見が出る可能性もあるが、選考会の中で藤原に次ぐタイムを出しており有力だ。

 残る1枚は川内、東京で日本人2位(総合6位)の前田和浩(九電工)=2時間8分38秒(自己ベスト)、びわ湖毎日で日本人2位(総合5位)の中本あたりで、選考されることになりそうで、「世界選手権」で日本人トップの堀端は脱落とみていいだろう。タイム的にはこの中で最低の川内だが、自己ベスト(2時間8分37秒)は逆にこの3人の中では一番。従って、可能性は低いとはいえ、川内にもいちるの望みが残っているといえそうだ。代表は12日に発表される。
(落合一郎)

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