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1月1日ではない? 海外のニューイヤー事情

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 日本においてお正月といえば1月1日であり、年末年始は会社も学校も休みであり、ゆっくりと過ごすといった人が多いだろう。だが、これは世界共通のものではない。海外によっては1月1日ではないニューイヤーもある。

 よく知られているところでは旧正月がある。これは現在使われている太陽暦ではない旧暦の太陰暦を用いた場合の1月1日を指す。太陽暦からは1か月ちょっとずれこみ、例年だと2月の16日、17日あたりが旧正月となる。日本でお正月を「新春」と呼ぶのは旧暦の名残だ。中国文化圏では、旧正月は春節と呼ばれ盛大に祝われる。

 春節のシーズン、中国では都会で働いている人が大挙して田舎へ戻るため、毎年道路の大渋滞や鉄道の混雑が起こる。このほか、旧正月では至るところで爆竹が鳴らされ、大気汚染が問題になったこともある。さらに、旧正月には田舎に恋人を連れて帰るのが良いとされるため、春節のための「レンタル彼女」「レンタル彼氏」なる珍しい商売も存在する。

 旧正月は中国国内ばかりではなく、朝鮮半島、ベトナム、シンガポールのほか、マレーシアなど東南アジア各国の中華コミュニティでもさかんだ。さらに日本でも、横浜や神戸の中華街のほか沖縄でも祝われる。

 旧正月が2月ならば、4月のお正月もある。タイのソンクラーンである。タイの旧暦であるチャントラカティの新年であり、毎年4月13日から15日にかけて行われている。この期間中には、お互いに水をかけあうお祭りが行われる。バンコクなどの都心部よりも、地方の方がハードな水かけが行われるようだ。タイには中国系住人も多いため、タイのお正月は1月1日の新年、2月の旧正月、4月のソンクラーンと1年に3度あるともいわれる。タイ以外にも、周辺国のミャンマーや、カンボジア、ラオスでも同様のお祭りが行われている。

 ほかの国のお正月事情もなかなか楽しそうだ。

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