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「孤独のグルメ」が海外のドラマ賞を受賞 低予算でも話題性をつくるテレ東の“強み”とは

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 テレビ東京系で放送されているドラマ『孤独のグルメ』が、国際的に優れたドラマを表彰する「Seoul Drama Award 2018」で、最も人気がある海外ドラマに贈られる「The Most Popular Foreign Drama of the Year」を受賞した。過去には、「ウォーキングデッド」(11年・米国)や「シャーロック」(14年・英国)などが受賞している名誉ある賞だ。

 俳優の松重豊が主演を務める同ドラマは、仕事のために様々な街を訪れる主人公が、仕事の合間に立ち寄った店で食事を堪能する姿を描いたグルメドラマ。現在、シーズン7まで放送されている。

 実はドラマの影響は、最新のシーズン7で主人公がソウルを訪れていたこともあり、韓国での反響も大きかったようだ。だが、それと同時に称えるべきは、制作費が他の民放局の3分の1以下とも言われているテレビ東京の手腕である。

 テレ東には、山田孝之主演の『勇者ヨシヒコ』シリーズや、遠藤憲一や寺島進など名脇役を揃えた『バイプレイヤーズ』。さらには、映画化もされた長谷川博己主演の『鈴木先生』など、話題となるドラマが揃う。特に『鈴木先生』は、視聴率はふるわなかったものの、日本民間放送連盟賞を受賞した実績も持ち、内容への高い評価から根強いファンもついていたため映画化が叶った。

 「テレ東は予算が低い代わりにアイデアを大切にする。そのため、若くても意見を言い合える環境があり、いい企画を出せば大抜擢するような風通しの良さがあります。また、予算を補う工夫もさすがで、登場人物やシチュエーションを極力少なくすることで費用を抑えるなどしていますよ。でも、その分、内容を濃くして引き込むんです。狭い所を狙うというリスキーさはありますが、そこには独自性や目新しさがあるので視聴者にウケるんですよね」(テレビ関係者)

 また、自身のフィールドを越えた活躍もテレ東の強みの一つであろう。

 「動ける人数も少ないため、バラエティ班がドラマを担当することも珍しくはないようですよ。でも、バラエティで培った経験を活かせるし、逆に社員にとっても仕事に対してマンネリ化しないでいられる。この工夫もプラスに働いていますね」(前出・関係者)

 「池の水ぜんぶ抜く」など、バラエティでも話題性のある番組が揃うテレ東。その独自の姿勢を貫くことこそが成功へと繋がっているようだ。

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