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民放各局がこぞって先物買いする滝沢秀明のアイドル育成戦略

 テレビ界の勢力図が、一気に塗り替えられようとしている。“日本エンターテインメント界の巨匠”と言われたジャニー喜多川氏の悲報を受け、テレビ界に大きな変化が起きているのだ。なんと、各局の編成幹部らが先を争うように、ジャニーズアイランドの社長に就任した滝沢秀明(37)に接触を図っているという。

 「ジャニー氏の後継者と目されているからです。藤島ジュリー景子氏が指揮を執ることになる現経営陣は、ある意味、満身創痍状態です。厄介なのは企業コンプライアンス。公正取引委員会に調査に入られ、元SMAP3人に対する妨害を半ば認定された形で注意を受けてしまった。誤解に近いんですが、何を言っても通じない。今後も公取の調査は定期的に行われるだけに、かなりマズイ状況にあるわけです」(編成関係者)

 一方のタッキーこと滝沢社長だが、こうしたスキャンダルとは距離を置いていて完全な無傷状態。今後、タッキーがジャニーズを仕切るためのジャニー喜多川氏の最後の指示だったとも言われているのだ。

 「すでに日テレ、テレ朝、フジ、TBSの4社は、こぞってタッキーに番組企画のプレゼンを行っている。そんな中、日テレがジュリー氏の顔色を窺っている間に、テレ朝はジャニーズJr.のレギュラー番組を確約したと言われているんです」(芸能プロ関係者)

 もう一つ、各局がタッキーに媚を売る理由だが…。

 「今後、テレビ界の10年後を考えた場合、次世代のアイドル戦略がモノを言うんです。タッキーは20年後を見て育成をしている。将来を考えれば、彼がプッシュしているジャニーズJr.からのグループがブレークするのは時間の問題なんです」(編成幹部)

 こうしたアイドルグループがブレークすれば、ジャニーズ事務所は年商1000億円超えは確実だという。

 「現在は子会社の社長なので年収は2000万円弱。だが、10年後、育成するジャニーズJr.がブレークすれば、成功報酬として10数億円の手取りがあるはずです」(芸能プロ幹部)

 タッキーの時代到来だ。

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