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京都府警の巡査部長が借金返済のため、署の親睦会の積立金を盗む

 京都府警は11月5日、勤務先の警察署から現金18万円を盗んだとして、窃盗の疑いで、府警宇治署生活安全課少年係の男性巡査部長(30=宇治市木幡西浦)を逮捕した。

 逮捕容疑は、10月22〜28日、同課の室内で、男性巡査長(35)の机の引き出しから、懇親会などに使う課員19人の積立金が入った菓子箱を盗んだ疑い。

 県警によると、巡査部長は勤務が終わった後、同23日の深夜、同課の室内に忍び込み、施錠された巡査長の机の引き出しから菓子箱を持ち出した。箱の中に入っていた現金18万円を抜き取った後、翌日早朝に箱を元の場所に戻した。

 同28日、積立金から新聞代を払うために、巡査長が箱を開けたところ、現金がなくなっていることに気付き、同課課長に報告。課長が課員に事情を聴いて回ると、巡査部長が盗んだことを認めた。同29日からは自宅謹慎になっていた。

 巡査部長は少年課や舞鶴署などを経て、今年4月から宇治署に勤務し、少年係を担当していた。パチンコや競馬に興じるあまり、消費者金融に数百万円にも及ぶ借金があった。容疑を認めており、「盗んだ金をギャンブルで増やし、借金の返済に充てるつもりだった」と、とんでもない供述をしているという。

 同署の大西康生副署長は「署員が逮捕されたことは極めて遺憾。再発防止に努めたい」とコメントしている。

 今年に入って、府警警察官による窃盗事件は4件目で、逮捕されたのは2人目だという。警察官が盗みをはたらくなど、自覚がなさすぎだ。
(蔵元英二)

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