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コージジャパン情報! キャプテン選出発言に隠されたアキレス腱

 キューバ戦とWBCの投手メンバーは違う? 11月16日、『コージジャパン』が初陣を迎える。18日との両日にキューバとの親善試合が行われるのは既報通りだが、すでにNPBは12球団に招集メンバーを通達していた。
 「少し早いと思ったんですが、クライマックスシリーズが始まったころから、通達しました。具体的な選手名は言えませんが、リリーフタイプのピッチャーを多く招集します。国際試合が初めてとなる選手もいれば、前大会(第2回WBC)を経験している投手もいます」(関係者)

 キューバ戦が『コージジャパン』の試金石となるのは必至。だが、2試合である。先発タイプの投手をだぶらせるよりも、「リリーバーをテストする」のは、当然のことだろう。また、山本監督を知るプロ野球OBたちからは、「左のリリーバーに重点を置いている」ともいう。
 巨人・山口、ソフトバンク・森福、日本ハム・宮西…。やはり、ベテラン・岩瀬も招集されるのだろうか。29試合連続無失点のセ・リーグ新人記録を達成した高木京介(巨人)も可能性はゼロではない。
 日本シリーズを戦っている巨人、日本ハム以外の球団は、秋季キャンプを行っている。正式発表前に『内定』が通達されるのは当然ではあるが、実績のあるレギュラークラスにとって、「秋季キャンプは調整の場」にすぎない。緊張感を保たせるため、少し早めに内定を出したのだろう。

 「ダルビッシュを招集できるのかどうか、最後まで分かりませんからね。山本監督は前田健太を軸に考えているみたいですが、WBC本番は5、6人を投入する継投策で逃げ切るプランも抱いているようでした」
 しかし、こんな声も聞かれた。「捕手に泣かされるのではないか」というのだ。
 「阿部(慎之助)はWBC本番では招集されると思いますが、足の状態が芳しくない。となると、中日・谷繁、ソフトバンクの細川、楽天・嶋といったあたりに内定が出ているのかもしれません。城島が引退して『司令塔』と呼べ、誰もが納得する正捕手候補がいません」(プロ野球解説者の1人)
 彼らが重点を置く左のリリーバーをどうリードするのかも、注目ポイントだ。

 山本監督は一部メディアで「キャプテン制を考えている」とコメントしていた。五輪を含む過去の国際試合では宮本慎也が実質的なまとめ役を務め、前大会ではイチローがリーダーだった。彼らは試合を積み重ねるなかで“自然発生”した『キャプテン』である。任命されたのではない。今大会は年齢、実績からして、阿部慎之助がその役目を任されることになるだろう。山本監督の言う『キャプテン制』を設けたのは、国際試合未経験の若手が多いという内情も打ち明けていたのではないだろうか。

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