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中国にかすめ取られるよりマシなトランプ米大統領のグリーンランド買収計画

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提供:週刊実話

 われわれがよく目にした世界地図は「メルカトル図法」で、点になるはずの北極点と南極点が無限大に広がるからグリーンランドはアフリカ大陸より大きくなる。アフリカよりはるかに小さいとはいえ、世界最大の島であることは間違いなく、日本の面積の5.73倍。そしてデンマーク領である。

 人口は約5万6000人で沿岸地域に集中している。人口の9割はグリーンランド先住のカラーリット(イヌイット)が占めている。

 トランプ大統領が「グリーンランドを購入したい」と同国訪問前に発言した。するとたちまちデンマーク側は反発し、フレデリクソン首相は、「驚くと同時に失望した。侮辱的提案だわ。売り気はありません」と突っぱねた。

 欧米メディアは「リゾート開発でもやるつもりか。グリーンランドにもトランプタワーを建てるのか」と茶化したが、米国は本気だ。

 「提示した金額は1兆ドル強だと英紙『ガーディアン電子版:8月22日』は伝えている。ホワイトハウスでは、NATOの安全保障を巡っての戦略討議が行われ、NATOの軍事的要衝としてロシアと中国の軍事的脅威から安全をいかに維持できるか。デンマーク一国では力不足ではないかと懸念が広がっていたのです」(軍事アナリスト)

 同島にはもう1つ重大な戦略的目標がある。

 「地球温暖化でグリーンランドの氷河が溶け始めており、北極航路ができれば北半球各国の利便性が高くなる。また地下に眠る大油田とレアアース鉱脈がある。日本の水産会社の駐在員も5名いますよ。しかし何といっても米国が恐れるのは中国です。以前からリゾート建設を打診してきているだけでなく、グリーンランドの住民投票では実に71%強が、デンマークからの独立を望んでいます。従って中国お得意のナショナリズムを刺激し、『借金の罠』に嵌められればグリーンランドは一晩で中国側に陥落です」(国際ジャーナリスト)

 ちなみに1945年、トルーマン大統領はグリーンランド購入をデンマークに打診しており、米国の購入打診は74年ぶりのこと。ルイジアナ・アラバマ・カリフォルニア・アラスカ各州は、メキシコやロシアから買収した土地だ。

 トランプ大統領なら、そのうち北方4島の購買もブチ上げたりして…。

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