ドラフト会議のウラは「ご縁」がいっぱい!

スポーツ 2018年10月26日 17時15分

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 ドラフト指名に「縁」を垣間見ることができた。
 今年のプロ野球・ドラフト会議は天才プレーヤー・根尾昂(大阪桐蔭)、夏の甲子園を沸かせた吉田輝星(金足農)らが「どこの球団に行くのか」で大きな注目を集めた(10月25日)。支配下で83人、育成枠で21人。計103人が指名されたが、各球団が指名した選手を改めて見てみると、「縁」「人脈」が影響したとも言えるだろう。

〇北海道日本ハムファイターズ
 1位・吉田輝星(投手 金足農)
 5位・柿木蓮(投手 大阪桐蔭)
〇読売ジャイアンツ
 1位・高橋優貴(投手 八戸学院大)
 2位・増田陸(内野手 明秀学園日立高)

 吉田は最初の1位入札で名前が出なかった。「冷静に判断する。夏の甲子園大会の熱狂に惑わされないように」(在阪球団スカウト)なる声も出ていたので、多くのメディアが「2位指名もあり得る」と予想していた。その点で言えば、「外れ1位」は驚きではなかったが、5位で柿木も指名されたときは会場入りしていた他球団のスカウトも、苦笑いを浮かべていた。
「柿木君も好投手です。U-18大会にも招集されていますが、吉田君ともっとも意気投合した選手が柿木君なんです。部屋も一緒になり、キャッチボール、ストレッチのパートナーもいつも柿木君でした」(前出・同)
 意気投合した選手同士なら、良い意味でのライバル関係にもなるだろう。日本ハムスカウトも2人の関係性を分かっていたはずだ。

 また、巨人が3回目の入札で指名した左腕・高橋だが、在籍の八戸学院大は吉田輝星の進路先とも目されていた。投手育成で定評のある同大学の正村公弘監督は東海大学の出身で、つまりは原辰徳監督の後輩だ。
 2位で増田を指名したのも“因縁”だろうか。増田は根尾や、広島1位の小園海斗(報徳学園)にも匹敵する遊撃手だ。巨人が根尾の入札を決めたように、増田指名に改めて「坂本勇人の後継者探し」の意欲も感じるが、興味深いのは、坂本と増田の師匠は同じ人物だ。明秀学園日立高の金沢成奉監督は、以前、青森の光星学院(現・八戸学院光星)を指揮していた。つまり、坂本勇人、阪神・北條史也を育てた監督である。
「巨人スカウトは金沢監督が見込んだ選手だから間違いないと思ったのでしょう」(前出・同)
 坂本の後継者候補が、坂本を育てた指導者によって成長した選手というのも、不思議な縁である。

 元横浜高校監督の渡辺元智氏のお孫さん(佳明=明治大)も東北楽天に指名された。楽天の平石洋介監督は、PL学園の出身で、98年の甲子園大会では横浜高校の松坂大輔と激突している。平石監督は三塁コーチャーズ・ボックスから「松坂−小山良男捕手」のバッテリーのクセを見抜き、横浜高校をあと一歩のところまで追い込んでみせた。渡辺元監督を始め、横浜高ベンチは「こんなに野球を知り尽くしたヤツがいたのか?」と、三塁コーチャー・平石を苦々しく見ていたという。今日になって、その平石監督に孫を預けることになったのだから、ドラフト会議には本当にいろいろな縁が絡み合っている。

 金足農・吉田は巨人ファンを公言したが、日本ハム入団に前向きだ。というか、「特定球団以外は指名拒否」という選手は本当に少なくなった。某私立高校の指導者がこう言う。「今の子はメジャー志望ですから」
 日本のプロ野球を踏み台にして、メジャーリーグへ…。「どの球団でも指名されたら行く」という球児が増えたのは、プロ野球人気の衰退も影響している。指名された彼らには人気回復を果たしてもらいたいものだ。(スポーツライター・飯山満)

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