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若者に「おっさんファッション」が流行する理由

 「プロデューサー巻き」や「エアマックス」は、1990年代初頭の日本で流行したファッションで、「タイトスカート」や「クラッチバッグ」も1990年代に流行した。

 2000年代半ばごろから一般化したレギンスやシュシュといったファッションアイテムも、1980年代に流行していたものが30数年の時を経て現代によみがえっている。まさに「流行は20年周期で繰り返す」のだ。

 20年周期で流行が作動しているとしたら、2020年代には、00年代の流行が復活するはずだ。

 流行はただ繰り返すだけではない。今、流行のタイトスカートは、1990年代初頭には「ボディコンスカート」とも呼ばれ、セクシーさを強調するものだった。しかし、今ではカジュアルなアイテムとして幅広くファッションに取り入れられている。

 現在の若者にはやっているファッショントレンドは、スタイルをよく見せる「ダッドシューズ」と、「あえて、まだ誰もやってないことがファッション」という定義から「フィッシングベスト」や大阪のおばちゃんファッションの「ヒョウ柄パンツ」だという。

 まず10代から20代に大流行の「ダッドシューズ」だが、「ダッド」は「ダディ」つまり「おっさんの履くシューズ」という意味だ。地方の田舎で作業する場合などに使うデザインだからシンプルだが、アウトソールという厚みがあって、クッション性もあり履きやすい。

 件の「エアマックス」なども今リニューアルで登場している。雑誌ではこれを「おっさんファッション」と呼ぶ。

 「流行のきっかけは、高級ブランドの『バレンシアガ』のファッションショーで『ダッドシューズ』としてモデルが履いて世界的に話題になったことでした。その後『ルイヴィトン』や『アディダス』『プーマ』『ナイキ』『フィラ』などのスポーツブランドも相次ぎ発売し、いま日本でブームになっているというわけです」(情報誌ライター)

 次にフィッシャーズのポケットの一杯ついたベスト、つまり釣りベストもトレンドで、また、おばさんがよく着用しているヒョウ柄も若者世代にウケている。要するにファストファッションは価格が安いが、その反面、大量生産されているため街中でバッティングする。これが若者にとって没個性という感覚なのだ。

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