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安室奈美恵 紅白出場の裏側

 NHKが19日、大みそかの「第68回紅白歌合戦」に、来年9月16日での引退を発表している歌手の安室奈美恵の出場が決定したと発表したことを、各メディアが報じている。

 安室の紅白への出場は第54回(03年)以来、14年ぶり。「特別出演歌手」としてスペシャルパフォーマンスを披露。

 安室がテレビで生歌を披露するのは、10年7月30日のテレビ朝日「ミュージックステーション」以来、7年ぶりになるという。

 一部スポーツ紙によると、安室は会場である東京・渋谷のNHKホールではなく、別の場所から生中継で2、3曲をメドレーで披露する予定。13年の北島三郎以来となる、紅・白組の勝負を超越した究極の大トリが検討されているという。

 ただし、「大トリが中継出演では出場歌手に示しがつかない」との指摘もあり、出場歌手では嵐が有力視される大トリの前になる可能性もあるという。

「安室が出演する可能性は、ほぼゼロに近いと言われていた。にもかかわらず、出演が決定したということは、NHKは最大限の譲歩をしたとしか思えない。混乱を避けるため会場以外の場所から、さらには、紅白出場歌手にしては破格のギャラを提示したのでは」(レコード会社関係者)

 安室は紅白に95年に初出場。03年まで9年連続で出場。98年には産休からの復帰を果たし、歌手別最高の瞬間視聴率64・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)を記録していた。

 となると、引退前の「ラスト紅白」となる今年は、どこまで視聴率を伸ばせるかが気になるところだが…。

「紅白出場への布石として、先月23日に安室の特番『告白』を放送。放送前には各スポーツ紙が大々的に扱うなど大いに話題になったが、視聴率は9・1%で同時間帯の番組でのトップが取れなかった。そのため、局内では『国民はそこまで安室に関心がないのでは』という声もあがっていた」(NHK関係者)

 とはいえ、注目度はほかの出場歌手とケタ違いだけに、高視聴率が期待される。

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