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「ブサイク」「臭い」71歳男が電話会社に2万4000回迷惑電話、理由の幼さに呆れ声 【キレる高齢者事件簿】

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画像はイメージです

 ラジオの生放送では、メールや電話、そしてFAXやハガキなどでリスナーからの声を拾い、番組が進められていく。

 ネットのない時代には、番組にハガキを投稿し読まれることに喜びを感じる「ハガキ職人」なる人物が存在した。また、電話によるプレゼント受付などもあり、「電話が繋がらない!」と怒るリスナーも。

 そんなラジオ番組の電話回線が繋がらないことにイラ立ち、電話会社にクレームを入れ続けた男が2019年11月に偽計業務妨害の疑いで逮捕された。

 逮捕されたのは、埼玉県春日部市に住む71歳の男。2017年から2019年11月までの間、KDDIが開設したフリーダイヤルに「お前ブサイク」「臭い」などと、意味不明な内容のクレーム電話を2万4000回かけ続けていたのだ。

 なぜ、このような行動に出たのか。男はNHKラジオで募集されていた時事川柳に応募しようと電話をかけたものの、繋がらなかったことに腹を立て、NHKラジオではなく、KDDIに怒りをぶつけていたものと見られている。

 警察の取り調べに対しては、KDDIのフリーダイヤルに2万4000回電話したことは認めているものの、「俺が被害者だ」などと、開き直った発言をしていると報じられた。

 異常な犯行と驚愕の動機に「あんな老人にはなりたくない」「どうしてあんな人間になってしまったのか」とネットから怒りの声が。また、「寂しくて電話していたのかもしれないが、全く迷惑な話」「フリーダイヤルの応対者がかわいそう」「なぜ、KDDIは2年も放置していたのか」などの声も出た。

 いずれにしても、KDDIのフリーダイヤル担当者にとっては迷惑な話。逮捕は致し方ない。

文 櫻井哲夫

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