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いよいよわからなくなってきた横浜ベイスターズの売却先

 プロ野球・横浜ベイスターズを保有するTBS・HD(ホールディングス)がDeNA(ディー・エヌ・エー)と球団売却交渉を進めていることが明らかになったが、そこへきて横浜市内にも路線を持つ京浜急行電鉄(本社=東京・港区)が中心となって複数の企業による連合をつくり球団買収に乗り出すという報道が20日の新聞紙上をにぎわした。大詰めを迎えている球団売却問題に、新たな動きが浮上した形だが、京急の広報は報道を否定する事態にまでなった。

 「売却問題が新展開を迎えた」と言うのは、ある在京スポーツ紙記者。TBS・HDとDeNAの交渉が大詰めを迎えている時期に、あえてこのニュースをぶつけてくるのにはワケがあるという。前出の記者は「パ・リーグのある球団からは『DeNAは出会い系サイトを運営しているので反対』と公然と反対の動きがあることも明らかになった。それも複数の球団からです。ライブドアの近鉄買収騒動のときのアレルギーがまだ残っているということでしょうか。すんなりモバイル系の企業・DeNAに決まってしまってはという危機感が“ホワイトナイト”的な企業を現出させたのではないでしょうか」

 しかし、火のないところには煙は立たないというもの。京急に白羽の矢が立った背景には、ベイスターズファンが熱望していた「地域密着企業」という側面もあるのも事実。今回の報道でファンの気持ちは一斉に「京急待望論」に傾いたはずだ。世論というものは、あるとき一気に燃え上がり、決まりかけた売却の話を一転破談にするほどの力を持つこともある。横浜ベイスターズの売却先はまだまだ二転三転がありそうだ。

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