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京都の舞妓が怯える外国人“パパラッチ”の傍若無人

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提供:週刊実話

 京都を訪れる外国人観光客が、年々増加の一途をたどっている。観光客が増え、街が賑やかになるのは本来なら喜ぶべきことだが、京都では大きな社会問題になりつつあるという。

 「紅葉が楽しめるこの時期、嵐山では渡月橋が観光客でいっぱいになり、車が通りにくい。平安神宮や銀閣寺など、東山観光の拠点である岡崎公園に向かう市バスも、昼間はいつも満員です。住宅地でもある三条、四条の町屋では、民泊施設を利用する外国人が夜遅くまで騒ぎ、市民から苦情が相次いでいます」(地元記者)

 こうした外国人による“観光被害”を最も被っているのが、花街・祇園だ。着飾った舞妓さんたちをカメラで狙うパパラッチと化した外国人観光客の傍若無人ぶりが大問題になっているというのだ。

 「午後の祇園花見小路で、お呼ばれの舞妓さんが、置き場である御茶屋の外に出ると、たちまち観光客が集まってカメラを向け、2ショットを申し込むんです。中には強引に手をとったり、触ったりする者までいる。無言で追いかけられたり、分からない言葉で話しかけられたり、不安になる舞妓さんも多いようです」(同)

 このままでは伝統ある祇園の風情が台なしになる、ということで、町内では去年から舞妓さんの撮影禁止、おさわり禁止を絵記号などで呼びかける立て札などを各所に掲示したが…。

 「風情も何もあったもんやおまへん。何かあってからでは遅いと思うけど、男衆をボディーガードに付けるのも不粋やし」(ある御茶屋の関係者)

 町では、舞妓に扮したダミーの素人を使って外国人観光客を引きつける作戦も考えたというが、これは舞妓さん側からNGが出た。

 観光庁も“オーバーツーリズム(外国人観光客と地元住民のあつれき)”対策として、今年の6月18日に「持続可能な観光推進本部」を設置。対策に乗り出したというが、まだ具体策は示されていない。

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