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女子大生ら262人を風俗に沈めた私大生の「悪魔の口説き術」

 街なかで女の子をナンパしている男たちをよく見かけるが、その中には落としのプロがいる。「なんでそんなに簡単にだまされるのか?」と不思議に思う人もいるだろうが、彼らは女性を口説く手口に研究を重ね、完璧なナンパマニュアルを作成しているのだ。

 関西の私学の雄・同志社大学の学生らが“女衒”の真似事をして逮捕されるという衝撃の事件が起こった。

 舞台は京都。河原町、新京極といった有名繁華街で、若い女性にナンパを装って声をかけ、仲間が経営する祇園の会員制バーに誘い込む。そこで高額の酒を飲ませるなどして借金を背負わせ、そのカタに風俗店で働かせていたというのだ。マニュアルには仕事やお金、恋や健康に悩んでいる女性をパターン分けして、詳細な口説き術が伝授されていたようだ。

 2月1日、職業安定法違反容疑で京都府警に逮捕されたのは、同志社大学の3年生・西村淳生容疑者(21)と高橋勇斗容疑者(21)。
「事件自体は、1月中旬に主犯格のバー店長・岸井謙典容疑者(24)らが一斉摘発されて明るみになっていました。西村と高橋は、実際に女性をナンパして店に連れてくるスカウトマンのリーダー格で、一斉摘発の直前に姿をくらましていた。ネットカフェなどを渡り歩いていたそうですが、事件の時効が7年と知り、『逃げ切れないと思った』と、東山署に出頭してきています」(全国紙社会部記者)

 調べによれば、これまでのべ262人の女子大生、専門学校生、OLなどが食い物にされ、西村、高橋の両容疑者をはじめとするスカウトマンたちは、岸井容疑者のバーと、斡旋先の風俗店の双方から、高額の手数料を手にしていたとみられている。被害総額は、分かっているだけで7000万円にのぼるという。

 「20人のスカウトグループは、いずれも有名私大の男子大学生たちで、高学歴のイケメンを揃えていた。彼らは、デートを重ねながらターゲットの女の子を観察し、性格に合わせて送り込む先の風俗店を決めていたようだ」(捜査関係者)

 家宅捜索では、女の子の“タイプ別マニュアル”まで押収されている。さらに、被害女性が送り込まれた先のほとんどが、スカウトマンの活動が規制されている大阪、神戸の風俗店だったことから、背後にもっと大きな組織が関与している疑いもあり、京都府警は慎重に捜査を進めている。

 高学歴でイケメン、「気づいたときには時すでに遅し」だが、風俗に沈められた262人の女性の夢は悪夢へと変わった。

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