search
とじる
トップ > スポーツ > DeNA・今永、タイトル逃すもラミレス監督は高評価 2位進出のポストシーズン、歓喜をもたらす快投を見せられるか

DeNA・今永、タイトル逃すもラミレス監督は高評価 2位進出のポストシーズン、歓喜をもたらす快投を見せられるか

pic pic

今永昇太

 今永昇太が9月28日、今シーズン公式戦最終戦となる本拠地・横浜スタジアムのタイガース戦で先発。奪三振のタイトルをジャイアンツ・山口俊と争っていることもあり、ラミレス監督も「130球くらいまでは」投げさせるプランで後押ししたが、8回途中で降板。奪三振数も7つと、期待ほどの数字を残すことができなかったが、この時点では今永がリード。だが、ナイターで先発した山口がスワローズ打線から7つの三振を奪い188となり、僅か2つの差で惜しくもタイトルを手にすることは出来なかった。

 しかし、今シーズンは自身初の開幕投手として重責を任された今永は、見事にその期待に応えてチームに勝利をもたらすと、その後も気迫を全面に出すピッチングスタイルでチームに貢献。昨年は4勝11敗、防御率6.80と、まさかのスランプに陥ったことが嘘のように、復活を越えた活躍で“絶対エース”として君臨した。

 相手のエース級と戦い、結果も出し続けた今永に、ラミレス監督も「年間通してここまで頑張ってくれた」と最大級の評価を与えた。今シーズンの成績は13勝7敗、防御率2.91で、苦しい先発陣を支え、5月の月間MVPの獲得、オールスター選出とリーグを代表する左腕として活躍。また、170イニングを投げ抜いた点は、負荷の大きかったリリーフ陣の助けとなった。

 秋口からは息切れからか、打ち込まれるシーンも見受けられたことで、一時期は投手三冠をひた走っていたタイトル戴冠は、残念ながらお預けとなってしまったが、ベイスターズを2位に押し上げた原動力の一つは、間違いなく今永の力によるところが大きかった。

 ベイスターズはこれから、ポストシーズンへと駒を進める。9月の防御率は5.88と不本意なピッチングだったが、この先の悲願達成のためには、左腕の快投が不可欠。9月19日のカープ戦でも、序盤に7失点と精彩を欠いたが、チームは大逆転で試合をモノにした。その際もファンは「ここまで頑張ってくれた報いかな」など今永に対する想いは温かい。クライマックスシリーズまでの調整期間を経て、1年間引っ張ってきた今永が歓喜の輪の中心にいるべきだとファンは思っている。

写真・取材・文 / 萩原孝弘

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ