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ソフトバンク・サファテ、今度は“女性差別”発言? 問題投稿の背景から球団の処分必至か

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デニス・サファテ

 ソフトバンク・サファテのツイッター上での発言が波紋を広げている。トランプ大統領を批判した女子サッカー米国代表のラピノー選手に対し、12日に「そんなに米国が嫌いなら出ていけ!」とツイート(後に謝罪し削除)。15日には他ユーザーからの「愛国の意味を理解していない」という指摘を曲解したのか、「女性は男性より1つ多くの権利を持っている、父親の同意なしに赤ちゃんを中絶できる権利を」といった旨の不可解な反論を展開した。

 自身の考えに反する人物・事柄への攻撃的なツイートに、日本のツイッター上でも「投手としては好きだけど人間的にはかなり嫌いになった」、「思想を抜きにしても反論に脈絡がなさすぎる」、「一度謝罪したのになんで性懲りもなくツイートを続けるのか」といった批判が殺到。16日現在でもその数は増え続けている。

 サファテといえば、2011年の来日以降広島(2011-2012)、西武(2013)、ソフトバンク(2014-)の3球団で活躍し、2017年にはプロ野球記録となる54セーブもマークした選手。球界を代表する抑え投手の一人であることは間違いないが、今回の発言で深い失望を感じているファンも少なくない。

 ただ、サファテが“お騒がせ”な言動をとるのはこれが初めてではない。例えば、2017年には「降板が早すぎる先発は何か感じてほしい、首脳陣も先発をもっと信じてほしい」とチームの先発陣・首脳陣を批判。

 また、翌2018年には浅尾拓也(元中日)について言及する中で「浅尾が壊れたのはドラゴンズのせい。毎日回またぎをさせたからだ」と中日の起用法をやり玉に挙げている。

 これら過去の事例では、「よくぞ言ってくれた」と擁護する声も多かった。しかし、今回の事例ではそのような意見はほとんど寄せられていない。

 逆風が強まっているのには、サファテ自身の現状も関係している。昨年の開幕直後に股関節を負傷した右腕は、今年に入ってもその回復が思わしくなく先月初めから一時帰国中。そのような状況での“物言い”に対し、「怪我が治らないイライラをツイッターで発散してるのか?」、「働いてない奴が一丁前に偉そうなこと言うなよ」、「うだうだ文句言う暇があるならとっとと怪我を治せ」と批判を浴びせるファンも少なくない。

 一部からは「こんな差別的な選手は解雇するべき」という厳しい声も出始めている今回の一件。報道ではサファテは今月中に再来日する予定と伝えられているが、今後の展開次第では球団も何らかの処分をせざるを得なくなるかもしれない。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
デニス・サファテ公式ツイッターより
https://twitter.com/dsarfate

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