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桜塚やっくん追悼ライブ 美女♂men Zメンバー「いまだに吹っ切れるワケじゃない」泣き崩れる場面も

 バラエティ番組「エンタの神様」でも活躍したお笑い芸人で、ロックバンドの美女♂men Zのボーカリストを務めていた桜塚やっくんの「やっくん追悼ライブ〜Restart〜」が26日に赤坂BLITZで行われ、ファン200人以上が駆けつけた。

 桜塚やっくんは2013年10月5日、ワンボックスカーを運転していた際に、山口県・美祢市の中国自動車道で、中央分離帯に衝突する単独事故を起こし、車外の路上へ出たところを後続車にハネられ、病院へ搬送されたが、心臓破裂により死亡。37歳という若さだった。また、同乗していたバンド関係者の砂守孝多郎さんもやっくんと同様に、後続車にハネられ死亡した。当日、バンドメンバーは熊本県で行われるイベント出演のために、車で向かっている途中だった。

 追悼ライブでは赤坂BLITZ内に特別ブースが設営され、桜塚やっくんがバンド活動時に着ていた衣装、ライブやプライベート写真、ファンからの花輪などが展示された。また、赤坂BLITZの正面には、桜塚やっくんへ向けたファンからのメッセージが集められた寄せ書きも飾られていた。桜塚やっくんとの思い出が鮮明に蘇ったのか、ライブ開始前に涙を流す女性ファンの姿も見られた。

 ステージ上に美女♂men Zのメンバーが登場すると、観客から大歓声が沸いた。ゲストにはモノマネ芸人のツートン青木や元・笑っていいとも青年隊で、現在ロックバンドのRoViNのボーカルとして活動している岸田健作などが出演。ツートン青木は「やっくんと一緒にライブをやらせて頂いてね。本当、心の残りはあるんですが、君たちをもっと育てたいっていう気持ちがあったんで…」と若干暗い話になっていたが、岸田は「美女menの3人が、むちゃくちゃ頑張っていたのを1番そばで見てきて、感動してます。アネゴ(桜塚やっくん)も喜んでいると思います!」と笑顔だった。

 そして、美女♂men Zのメンバーでベース担当の伊織は、「東北、関西、九州と回ってきて、僕らだけが苦しいんじゃなくて、ファン、関係者も含めすごい辛かったと思うし、自分は(事故で)怪我したんですけど、怪我の痛みよりも(僕は)動画編集とかもするんですけど、そのやっくんを見る時の方がやっぱり辛かった」と告白し、桜塚やっくんからもらったピアスと砂守さんが事故当時にかけていたメガネを付けて、ライブに臨んでいる事も明かした。「(2人の)想いをずっと大切にして、美女menを大きくして武道館にいきたいです!」と力強く誓った。

 また、ギター担当の如月なつきは、「1回はバンドを辞めようとした。メンバーが2人も亡くなって。仲間が死んで何がバンドだって…。もう仲間が死ぬの見たくないんで…。すごい自分の中で葛藤して、でもまた、ここに戻って来れて、本当によかったと思っています」とバンドを続けられている事に感謝した。そして「本当はやっくんと(ステージに)立ちたかった。砂守さんがいて、一緒にこの光景を見たかった。でも夢が増えて、絶対に(2人を)武道館に連れて行く。もう1つの夢は、天国へ行った時に、またやっくんとバンドをやって天国ワーッて沸してやろうってね」と、前向きな姿勢を見せた。

 最後に、泣かないと宣言したキーボード&ボーカル担当の透chは、「事故からもう半年以上たったワケですけども、やっぱりいまだに吹っ切れるワケないじゃん。それなのにみんな前向きに生きてるじゃん。みんなからの手紙一枚一枚、アメーバー(ブログ)のコメント一つ一つ、ツイッターの一つ一つ…」と言葉が詰まり涙を見せた。そんな透chの姿にファンから「頑張れー!!」という暖かい声援が飛び交った。

 さらに透chは「何とかみんなの期待に応えられるよう、結構いい加減にしている部分とかも(他のメンバーが)黙って見過ごして付いてきてくれたり、みんなが思ってるほど、俺はそんなにしっかりしてないし、ほんとダメなんですよ」と弱音を吐くと、如月から「アホでも良いじゃん!!」と励まされる場面も。メンバーの暖かいフォローに透chは「今日まで、真面目に頑張ったから、明日からアホになってもいい!? もう疲れちゃった」と泣き崩れてしまった。しかし、ファンからの大きな拍手で立ち上がると、「でもみんなに会えて、疲れた甲斐があった。後悔してないし。やりきったと思ってる。でもまだ、これで終わりじゃなくて、ここからは武道館のスタートの道が始まる。みなさんついてきてください!」とファンと指切りげんまんをして、新たなスタートを切る事を宣言した。

 3人の熱いコメントが終わると、ステージ上に桜塚やっくんのスタンドマイクを用意し、4人で「絆」を熱唱。その姿にファンは大粒の涙を流した。ライブでは「Laiaia ラブポーション」、「Melty love」、「元気魂」など全9曲を歌い上げ、最後にはメンバー同士が手を繋ぎ、桜塚やっくんの写真と一緒に感動のフィナーレを迎えて、ライブは終了した。

 ちなみにライブでは、たいがー・りー、鼠先輩、コウメ太夫、ヒライケンジ、芋洗坂係長など、「エンタの神様」に出演していたお笑い芸人からの追悼コメント映像も流された。

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