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プロの洗礼を浴びた日本ハム・吉田輝星 今後の登板へ向けた課題とは?

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 初めての敵地登板で、プロの洗礼を浴びる形となった。

 12日広島戦(札幌ドーム)でプロ初登板・初先発・初勝利を記録した日本ハム・吉田輝星が、23日中日戦(ナゴヤドーム)でプロ2戦目の先発登板。3回6安打5失点でKOされ、球団では2005年のダルビッシュ有(現カブス)以来となる、デビューからの高卒2戦2勝はならなかった。

 吉田は初回、4番・中田翔の2ランでいきなり2点の援護をもらうも、ビシエドに2点タイムリー二塁打、高橋周平に犠牲フライを打たれ3失点。2回は三者凡退に抑えるも、3回には高橋のタイムリー二塁打、阿部寿樹のタイムリーによりさらに2点を失った。

 歓喜を呼んだ前回登板から一転、苦いプロ初黒星を喫した吉田。好投を期待したファンの落胆は想像に難くないが、見方を変えれば、今後一皮むけるための課題が洗い出せた投球内容でもあった。

 広島戦で吉田が投じた84球を見ると、変化球がわずか17球の一方で、直球は67球。自身の持ち味を前面に出した強気な投球が、5回4安打1失点という好投につながっていた。しかし、今回の試合では投じた60球の内、直球は35球と前回に比べ、割合は低下している。

 また、失点を喫した初回に投じた内、半分近くはボール球。立ち上がりに制球が定まらなかったことが、その後のイニングで直球を減らした一要因となっている。手詰まりを起こすリスクを減らすためにも、今後は直球の制球力向上に取り組むことが求められているといえそうだ。

 25球投げた変化球の内訳は、多い順にスプリット(10球)、カーブ(8球)、スライダー(7球)となっているが、この中でスライダーだけはヒットを打たれていない。前回登板でも捉えられていないことを考えると、次戦からは球種の比率を変えてみるのも、一手となり得るかもしれない。

 交流戦終了後も、一軍帯同を継続すると伝えられている吉田。今回の試合で得た課題にどこまで取り組めるかが、今後の登板を左右することになりそうだ。

文 / 柴田雅人

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