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【DeNA】いろいろ記録達成!!”絶対エース”東克樹、憧れの土屋太鳳に近づいた!?

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東克樹

 〇横浜DeNAベイスターズ6‐3読売ジャイアンツ●

☆遂に2桁勝利

 ベイスターズ先発はドラ1ルーキー東克樹。初回に1点をプレゼントされるも、2回にジャイアンツ4番、岡本和真にスライダーを捕らえられ逆転2ランを浴びる。しかし、4回には筒香嘉智のホームランなどで再逆転をしてもらうと、ここから粘りのピッチングで6回まで投げ切り、勝利投手の権利を得て降板。リリーフ陣も1失点はしたものの後続を断ち、東は見事に今季10勝目を手にした。

☆スーパールーキー大活躍

 今シーズンのベイスターズは石田健大、今永昇太、浜口遥大にルーキーの東を加えた「左腕カルテット」のローテーションがウリのひとつだった。しかし、東以外の3人は押し並べて大不調。ここまで3人合わせて8勝と、誰もが予想しなかった惨状となってしまった。そんな中、東だけは順調に勝ち星を挙げ続けた。リフレッシュと指の皮の剥がれで、2度のファーム調整はあったが、チーム内スターターの順列を徐々に上げ、カード頭を任され、中5日登板も3度経験。その中で防御率もリーグ3位に入る2.65をマーク。チームでの勝利数は東10勝の次は、中継ぎの三嶋一輝の6勝、その次は京山将弥の5勝とローテーションピッチャー“投壊”状態の中、孤軍奮闘の活躍で名実ともにエースの輝きを放った。

☆歴史に名を刻む

 この日のジャイアンツ戦の勝利で4戦4勝となり、ルーキーとして史上初の記録を手にした。更に2桁勝利もルーキーピッチャーで1番乗り。チームの先輩、今永、浜口も手にできなかった「新人王」もほぼ手中に収めたと言っていいだろう。

 ベビーフェイスで170㎝の小柄な左腕が、マウンドでは度胸満点のピッチングを披露するが、ベンチに帰ると笑顔で栄養補給にバナナをモグモグ。このギャップも東の魅力のひとつ。グラブには金色のうんちと白い星の刺繍が施してあり、意味は「金運と勝ち星」。一風変わったエピソードは強心臓と関連しているのかも知れない。

 入寮の際には、タレントの土屋太鳳の直筆サイン色紙を披露し、活躍して直接会える日が来ることを夢見ていると語っていた。ひとつでも勝ち星を積み重ね、その結果CS、その先にも進出することができたなら、憧れのあの人とご対面の夢がグッと近づくに違いない。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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