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韓国の大人気フライドチキンチェーン『BBQ』が日本でうまくいかない理由

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提供:週刊実話

 女子プロゴルファーのイ・ボミが、今年4月、韓国・水原市内にカフェチェーンの『EDIYA COFFEE(エディヤカフェ)』をオープンさせ、キム・ハヌルも今年から同市内にカフェ店をオープンさせている。韓国ではカフェ店が先進ビジネスモデルであり、それだけもうかるのだ。

 米コーヒーチェーン大手・スターバックスコーヒーが韓国に初上陸して、今年で20年目を迎える。
「韓国にスタバ店舗は1262店舗(18年末)あり、18年の売り上げは1兆5224億ウォン(約1400億円)にも上っています。韓国は1999年にソウル・西大門区(梨大店)に1号店がオープンしましたが、日本には1996年に東京・銀座に1号店が初上陸しています。日本の店舗数は1434店舗(19年7月1日)と韓国より多いが、人口当たりの店舗数にすると、韓国は人口約4万4000人当たり1店、日本は同約8万4000人当たり1店という計算になり、1人当たりのスタバ店舗数では、韓国が日本の約2倍にもなるのです」(韓国ウオッチャー)

 ソウル市内には至るところにスタバの看板があるのだが、そもそもスタバに限らずカフェ自体が多い。
「スタバに限らずカフェチェーン店舗の店内は広く、Wi-Fiや電源コンセントも完備されているので、ビジネスマンや学生には重宝されているのです。何しろ韓国人は、刑務所風の喫茶店が人気を博すほど『隔離』された空間を好むのです」(同・ウオッチャー)

 韓国で圧倒的な支持を得ているスタバに比肩できるのは、日本で一人勝ちを続けているケンタッキーフライドチキン(KFC)だ。

 「牛丼、天丼、中華が鎬を削る中で、なぜケンタにはライバルがいないのか? それは高価格故に、無理して集客する必要もなく、高収益体質を維持できるからです。薄利多売で集客しなければならないマクドナルドとは、そこが大きく違います」(流通ライター)

 2014年7月、渋谷に韓国のフライドチキンチェーン店『BBQ』の直営店がオープンした。世界57カ国・地域に約3750店を展開する大チェーンが、KFC一人勝ちの日本に殴り込んだのだ。

 「ところがBBQ日本法人は16年、破産手続きを取り、事業停止になりました。その後、韓国発のフライドチキン店が再上陸しているようですが、まだまだ規模は小さく、今後は未知数です。フライドチキンの市場規模そのものが拡大しない限り、ライバルの入り込む余地はありません」(同・ライター)

 韓国製フライドチキンは残念ながら、日本人の口には合わないようだ。

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