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広島・菊池、メジャー球団に安く買い叩かれる? ウィンターミーティングで露呈した作戦ミスとは

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菊池涼介

 その道の専門家を貫くべきか、他のこともできる器用さも見せるべきか…。

 メジャーリーグの球団幹部、選手の代理人らが一堂に会するウィンターミーティングが開幕した(日本時間/12月10日)。主役は、代理人のスコット・ボラス氏。かつて、松坂大輔がメジャーリーグに挑戦する際の代理人も務めた人物である。その彼が、奇しくも、今オフの米フリーエージェント市場の3傑と位置づけられる2投手、1内野手の代理人が彼なのだ。

 3人とも「超」のつく長期の大型契約が交わされるのは確実で、一部米メディアによれば、「メジャーリーグにおける代理人の報酬は『年俸5%』が相場。ボラス氏はトータル1億ドル(約110億円)を得る計算」と伝えられていた。

 「ボラス氏がどんな交渉をするのか、アメリカの金融業界も注目しており、普段、野球とは関係のない経済部の記者、金融の専門誌も取材に来ていました」(米国人ライター)

 日本の注目は、筒香嘉智、菊池涼介、秋山翔吾、山口俊がどの球団と契約するかだが、「菊池に関して、動きがあった」という。

 前出の米国人ライターがこう言う。

 「菊池の代理人であるマイク・シール氏が会議終了後の囲み取材に応じ、興味を示す球団があったことを明言しました。はっきりと球団数は言いませんでしたが、『10球団くらい』と答えていました。セカンドを守る大物選手はほかにもいて、その比較というか、米球団側からいくつか質問を受けたそうです」

 菊池は米国内からFAとなった有名二塁手と比較されたそうだ。その比較された内容だが、それは、二塁守備の話だけではなかった。

 「菊池は他のポジションが守れるのかどうか、守れるのならば、セカンド以外のポジションを守った時のデータを求められたようですね」(関係者)

 米国内でFAとなっている二塁手の一人に、前パイレーツのアダム・フレイジャーがある。菊池の二塁での守備センスの高さは前回WBCで世界中が認めていた。それに対し、フレイジャーは外野も守れる。他のFA二塁手もショート、サード、ファーストなどでの出場機会があった。“セカンド一本”の菊池は、ウィンターミーティングにおいて、ちょっと特異に映っていた。

 「米球団側と交渉するにあたって、菊池サイドが心配していたのは打撃力のことでした。今季の菊池の打率は2割6分1厘。数字に表れない右方向への打撃、進塁打などの話で補う作戦だったと聞いています」(前出・同)
 不安材料と見られていた打撃の話ではなく、セカンド以外の守備の話が出た。作戦ミスと言っていい。

 「近年のメジャーリーグでは、主力選手の故障などがあった場合、単に控え選手が主力選手の守備位置に入るケースは少なくなりました。打撃優先で控え選手が選ばれ、他のレギュラー選手をコンバートし、打撃優先でスタメンを決める采配が主流になっています」(前出・米国人ライター)

 今季、DeNAのラミレス監督が正三塁手の宮崎が故障した際、外野手の筒香に代わりを務めさせた。お世辞にも巧いとは言えないレベルだったが、「サードも守れる」と証明したことで、米スカウトの評価は逆に高まったという。

 菊池の二塁守備のスペシャリストだ。スペシャリストよりも、便利屋。日米の野球観の違いだろう。スペシャリストであるがため、菊池はディスカウントされてしまうかもしれない。(スポーツライター・飯山満)

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