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東京・小平の中学教諭がまた不祥事 女子中学生を脅迫

 警視庁小平署は7月26日までに、路上で女子中学生の口をふさいで脅したとして、脅迫の現行犯で小平市立上水中学校教諭・浅沼貢太容疑者(28=東京都東大和市向原)を逮捕した。同署によると、浅沼容疑者は「全くしていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、25日午後8時半頃、同市内の路上で中学3年の女子生徒(14)の口を後ろから左手でふさぎ、「刺されたくなければ付いてこい」などと脅迫した疑い。

 女子生徒は左手をふりほどいて、現場近くの自宅に逃げ込み、両親らが現場近くにいた浅沼容疑者を取り押さえた。刃物は持っていなかったという。

 同署によると、現場の路上付近では、今年1月から、女性が後ろから男に羽交い締めにされるなどの被害が数件出ており、浅沼容疑者との関連を慎重に調べる。

 浅沼容疑者が勤務する中学校では、昨年6月、児童福祉法違反(淫行)で別の50代の教諭が逮捕されたばかり。この教諭はインターネットの自己紹介サイトで知り合った女子高生と、都内のホテルでわいせつな行為をした疑いで逮捕された。自宅からは、この女子高生を含む99人の女性とのわいせつ行為が写ったDVDが押収され、相手女性の大半が18歳未満だった。

 この事件を受けて、同中学校では不祥事の再発防止に努め、今月も2回の研修を開いていたが、その努力のかいもなくなってしまった。

 小平市教育委員会によると、浅沼容疑者は1年の担任をし、国語を担当。被害者とは別の中学だった。市教委は「逮捕されたことは重く受け止めている。事実を確認し、厳正に対応したい」としている。
(蔵元英二)

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