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3年前の8月14日はSMAPファン衝撃の日…当時のコメントに「覚悟の差」が現れていた?

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香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎

 3年前、2016年の8月14日は芸能界史の一大分岐点だった。そう、SMAPの同年末限りでの解散が正式発表された日である。記憶にも新しいこの出来事、今一度どんな日だったのかを振り返り、またその後の動きを追っていこう。

 まずは13日夜8時前、一部ネットニュースが「明日14日、SMAPが解散発表」とスクープを打った。だがこの媒体がゴシップ系のものであったため「またガセ」とやゆするユーザーも続出したが、結局その5時間後の8月14日午前1時ごろ、ジャニーズ事務所からFAXで、メディア各社に12月31日限りでのグループ解散のリリースが送られた。

 FAXには、「8月10日、木村を除く4人のメンバーが事務所を訪れ、解散を申し出た」という解散の簡単な経緯があり、同時にメンバーのコメントも書かれていた。その中で中居正広が「このような結果に至ったことをお許しください。申し訳…ありませんでした…」と悔しさをにじませ、木村拓哉が「正直なところ本当に無念です」と複雑な心境を吐露。対して香取慎吾が「ファンの皆様、そしてスタッフ関係者の皆様。僕らSMAPは解散いたします」と宣言するなど、温度差があった。

 このニュースを、テレビ各局は速報扱いで報道。特にNHK総合はこの時間帯、錦織圭選手が出場するリオ五輪の男子テニス・準決勝を中継していたが、「人気アイドルグループSMAP 12月31日で解散、事務所が発表」と速報テロップ。試合終了後には五輪中継を中断し約2分間の臨時ニュースで報道したほどだ。

 さらに朝日新聞はこの解散を扱った「号外」を刷り上げて報道。このニュースの衝撃は海外にも広がり、イギリスBBCは「アジア最大級のグループのひとつSMAPが、今年の年末、25年の活動を経て解散する」と伝えている。

 ネットニュースや各局ワイドショーはこの日から連日連夜、1月にも起きた分裂危機、敏腕女性マネージャーと事務所とのあつれき、メンバーの不和など解散を巡る真相を追及する報道を続けた。

 さらにこうした報道を見ていたファンが起こしたのが『世界に一つだけの花』の購買活動。ダブルミリオンの売り上げとなった同シングルを“花摘み”と称して買って、SMAPに想いを届けようというものだ。他にも解散を止めるための署名運動や、各地での9月9日の25周年イベントの開催に加え、新聞の広告欄にメッセージを寄せる出来事もあった。

 その間、メンバーはそれぞれ短いコメントではあるが個々のラジオ番組などで解散について語る場面もあった。しかし、彼らの冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で直接触れることも、さらにはお別れコンサートを開くこともなく年末を迎え、解散。さまざまな思い出とともに姿を消したのである。

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