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福田和子〜松山ホステス殺害事件

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提供:週刊実話

 1982年8月19日、愛媛県松山市で市内に住むホステス(当時31歳)が行方不明になり、後日、近くの山林から遺体で発見された。事件直後、被害者の同僚である福田和子(34歳)の行方がわからなくなっていることが判明。

 和子の夫を呼んで事情を聞いたところ、和子が口論の末にホステスを殺害して現金や家具などを運び出したことや、和子が逃亡したことなどがわかった。そこで警察は夫を逮捕するとともに、和子を全国に指名手配。

 ところが、和子の消息はぷっつりと途絶えた。のちに判明したが、事件後に和子は東京や大阪で整形手術を受け、逃亡中は20以上の偽名を使い、体型も変化させ、さまざまな人格を演出していた。そのため、警察の手配写真は22種類にも及んだ。

 逃亡中の和子は概して評判がよく、周囲の信頼を得ていた。色気もあったので男性にも人気だったという。だが、少しでも疑われると、すぐに逃亡する足の速さで警察の手から逃れていたのだった。

 しかし、1997年7月29日、和子は時効の21日前についに逮捕された。無期懲役が確定していたが、2005年3月10日、服役していた和歌山刑務所で脳梗塞のため死亡した。57歳だった。

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