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「人食いミドリガメ」は実在したのか? いまだ明かされていない亀の生体とは?

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画像はイメージです。

 6月23日、東京都目黒区の区立碑文谷公園の池で88歳の女性がバラバラ遺体で発見される事件が発生した。犯人は未だ不明で女性が自宅から移動した形跡がないこと、殺害される直前には防犯カメラに女性の姿が写っていたことなどからミステリアスな事件として扱われている。

 また、当初は「女性の人体の一部を亀が咥えていた」という報道から「人食いミドリガメ」の噂も一部では囁かれていた。

 もっとも亀が人体を咥えていたという報道は人骨の一部を亀が咥えていたということと考えられており、亀が人間を食べたということではないことが明らかになっている。

 また、ミドリガメはどんなに大きくなっても50センチ程度で、幼体のときには肉食傾向が強いものの成長するに従い草食傾向になるようで完全肉食というわけではない。

 しかし亀は本ミステリー記事でもたびたび報じている通り、奇形種が非常に多い個体である。UMAではアフリカのコンゴに現れたとされる6mの「ンデンデキ」などがその代表だが、かつて地球上には3〜5mの亀「アーケロン」など「やたら巨大な亀」が生息しており注目を集めている。

 今回、ご紹介している写真は今から100年ほど前に捕まえられた巨大亀の写真であるがクレーンで移動しなくてはならないほど巨大となった亀は今もいるのだ。

 それは日本も例外ではない。かつて日本では「和尚魚(おしょううお)」と呼ばれるおっさんの人面が付いた亀が目撃されており江戸時代の百科辞典『和漢三才図会』に掲載されている。これは妖怪の一種であるが、非常に人間じみた性格を持っており捕らえられると涙を流して命乞いをするという。体長は約2mと当時にしては巨体で甲羅をかぶったおっさんが涙を流して泣いている様子はなんとも滑稽である。

 「人食いミドリガメ」実在の可能性は低いと思われるが、つい実現性を信じてしまいそうなリアリティは「亀の神秘」と言えなくもない。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

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