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ネットの体験談は本当? 建築基準法違反のレオパレス、関係者がずさんな実態を暴露

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画像はイメージです

 レオパレス21は5月29日に会見を開き、同社が施工した一部の物件で界壁を設置しておらず、指定建築基準法違反に抵触している可能性があると発表した。このニュースを受け、29日の『ガイアの夜明け』(テレビ東京系)では、レオパレス21の実態をよく知る関係者へのインタビューが放送された。

 そもそも界壁とは、天井裏に作られた防火壁のことで、火災の延焼防止や遮音目的のために設置するものだ。建築基準法で設置が義務化されているが、インタビューを受けた関係者は「それが作られていない物件がある」と暴露した。

 レオパレス21が取り扱う「ゴールドネイル」と呼ばれる木造アパートには、界壁が設置されていない物件が少なくないようだ。実際、番組スタッフが岐阜にある「ゴールドネイル」の物件を調査したところ、天井裏に界壁はなく空洞であることが分かった。

 関係者は「この件は施工当時の20年前から問題になっていた。こういう問題があることを(多くの人が)知っている」と今回の問題が長く隠蔽されていたと指摘した。

 ただ、29日の会見中、「発売当時から界壁がないことを指摘されていたのでは?」という質問に対し、田尻和人専務は「そういう認識はありません」と否定、会社幹部と関係者の意見に食い違いが生じている。隠蔽が実際にあったかは定かではないが、レオパレス21の信頼度が下がるのは避けられないだろう。

 ちなみにネット上では「チャイム鳴らされたと思って玄関を開けたら、四軒隣の部屋だった」「ティッシュを取る音が聞こえてくるのは当たり前、携帯のポチポチが聞こえることも」「壁に画鋲を刺したら隣の部屋から悲鳴が聞こえた」など、レオパレンスに住んだ経験のあるネットユーザーが、かつての経験を投稿。“レオパレス伝説”として大きな話題を呼んだ。

 中にはネタっぽい報告もあるが、今回の報道を考えると「本当にそうなのでは?」と不信感を覚えてしまう。

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