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超長寿番組「水戸黄門」がついに終えん!

 TBSは7月15日、時代劇ドラマ〜パナソニックドラマシアター「水戸黄門」(月曜20時)の放送を、この12月で終了することを発表した。

 「水戸黄門」は69(昭和44)年8月にスタートし、現在第43部を放送中のギネス級長寿番組。長らく国民的時代劇として親しまれ、最盛期の79年2月の第9部最終話では史上最高の43.7%という驚異的な平均視聴率をマーク。同年8月からの第10部では、シリーズ平均37.7%を記録したこともあった。
 しかし、ここ3年ほど視聴率は低迷。前シリーズの第42部から、てこ入れとして、助さん役に東幹久、格さん役に的場浩司、24年間出演してきた由美かおるに代わり、新女性キャラクターに雛形あきこを起用するなど若返りを図ったが、数字は上向かず。

 今シリーズ第1回(4日放送)は10.0%、第2回(11日放送)は9.6%と低調(数字はいずれも関東地区)。ついに、TBSもスポンサーのパナソニックも打ち切りの断を下した。TBS・難波一弘編成制作局長は「見るお客さんが減ったという時代のすう勢もあり、惜しまれながら終了するのが最善として決断した。これだけの番組を終了させることに局内でもなかなか決断が下せず、この時期までずれ込んだ」とコメント。

 初代の東野英治郎に始まり、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二と引き継がれ、5代目の水戸黄門役を演じている里見浩太朗(74)は、前日に京都での撮影を終えて帰京したところで、この報を聞いたという。「いつかはこのような時が来ると覚悟はしていた。立ち回りではないが、ズバッと後ろから斬られたような思いで、残念というより『痛い!』という思いがする」と無念の声。

 実に42年にわたり続いた長寿番組の終えんは、まさに時代のすう勢そのものといえる。
(坂本太郎)

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