ワキの甘い外務省…オーストリア日本大使館が“反日芸術展”を支援か

社会 週刊実話 2019年11月15日 07時03分

 先ごろ物議を醸した、愛知県で開催された国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』の企画展「表現の不自由展・その後」を想起させる一件が、音楽の都・ウィーンで起きた。オーストリアの同市内にあるミュージアムで、11月下旬まで開催予定の「オーストリア・日本国交樹立150周年」を記念したイベントの一環として催されている、日本の現代芸術展『Japan Unlimited』(ジャパン・アンリミテッド)だ。

 19人の芸術家(日本、イタリア、オーストリアの芸術家)が展示した作品群の中に、明らかに日本を中傷、誹謗する内容があるということで、同記念イベントを支援してきた駐オーストリアの日本大使館は、このほど同展の認定を取り消した。ちなみに2、3人の芸術家は「表現の不自由展」に出品した作者たちだ。

 「この芸術展の紹介に当たって、『日本社会には本音と建前がある。この展示会では日本社会の本音を紹介する』との記述が見られました。安倍首相に似せた人物が、インターナショナル・アセンブリーで演説するところをおかしく描いた動画や、北海道共産党支部を訪問した作者が、そこで共産主義の未来、マルクスについてなどインタビューしている動画、東京電力の幹部が謝罪表明している動画など、明らかに安倍政権を批判し、反原発、反日といった左派イデオロギーに基づいた展示品がありました。『Hirohito,s New Clothes』というタイトルの作品では、昭和天皇らしき人物が軍艦の前で軍人と並んでいる写真も展示されています。偏見なく言えば、芸術展ではなく、出品者の個人的な左翼イデオロギーを表現したものという印象ですね」(ウィーン在日本人ジャーナリスト)

 これに対して展覧会の総責任者、イタリア人のマルセロ・ファラベゴリ氏は、「作品はあくまで日本社会の風刺が目的で反日ではない」と主張している。

 また「内容についても展覧会が始まる前に日本大使館に通知していた」とした上で、「取り消しに驚き、残念に思っている」とコメントしている。

 外務省の怠慢かワキの甘さか――。何はともあれ、後になって中止するくらいなら最初から支援表明などするべきではないだろう。

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