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橋下徹2019年政界参戦へ参院選「殴り込み」

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提供:週刊実話

 安倍晋三首相(64)の3選で幕を閉じた自民党総裁選。現役首相の圧勝が予想された中で注目されたのが、対抗馬の石破茂元幹事長(61)の善戦と小泉進次郎筆頭副幹事長(37)の「石破氏投票宣言」だった。

 総裁選の最中、この3氏以外に名前が取り沙汰された人物がいる。橋下徹前大阪市長(49)だ。というのも、総裁選での国会議員投開票(9月20日)直前に自身のコラム(プレジデントオンライン)で「猿芝居の進次郎」と言い放ち、そして、生みの親ながら「日本維新の会」を痛烈に批判する『政権奪取論 強い野党の作り方』(朝日新聞出版)と称する新刊本を出したからだ。

「橋下前大阪市長はいよいよ来年の国政進出、天下取りに大きく舵を切った」(永田町消息筋)という期待感と警戒感が、急速に拡大しはじめている。

 橋下氏といえば、大阪府知事と大阪市長を務めたほか、政党まで立ち上げ、改革断行、旋風を巻き起こしてきた異端児。国政進出を期待されながらも、2015年に大阪都構想の挫折で市長を辞任し、以降は政界から距離を置いている。

 全国紙政治部記者が橋下氏の言動、胸中をこう分析する。
「“プレジデントオンライン”の進次郎批判は衝撃的でした。橋下氏に代わり彗星のごとく進次郎氏が登場し、世の女性陣を中心に有権者から近い将来、政権を担う王子様としての期待を一身に集めていますからね。一方、橋下王子様は完全に影が薄くなっていた。旧王子が新王子を自民党総裁選の言動で激しく“猿芝居”と批判したのだから、永田町界隈としては、結果が分かっている総裁選以上に、その話で盛り上がったのも無理はない。橋下氏の本音がどこにあるのか論議が活発化したのです」

 橋下コラムで、進次郎氏の何を猿芝居と指摘したのか。要約するとこうだ。
《進次郎氏は総裁選で誰に投票するか意思表示していない(19日)。'12年総裁選は石破氏支持。今回、石破氏支持なら何もしていない。首相支持なら石破氏から転じた説明責任が必要。それができないなら政治家として今後期待できない。彼も37歳で国によっては国家指導者の年齢。彼は討論会の結果を見て判断するとしたが、討論会を見なくても候補者の本や発言で判断できる。討論会で、と逃げるのは猿芝居だ》

 橋下コラムが出回った直後の20日は総裁選投開票日。当日になってやっと進次郎氏は「石破氏支持、投票」を表明した。

「進次郎氏が20日に石破支持を公表したタイミングは、19日の地方投票が締め切られた後で、安倍首相に地方票の影響が出なくなってからです。進次郎氏が早く石破氏支持を打ち出していたら、地方の安倍票は55%から20%以上落としていた推測もあるほど。当然、国会議員にも影響を与えたはずで、大接戦の可能性もあったのです。進次郎氏が沈黙を守ったことで“安倍首相を援護射撃した”“首相との間で密約があったという噂は本当だった”と、もっぱらです。これで官房副長官、農水相などの閣僚級重要ポストは確実。支持・投票した石破氏にも恩を売った。まさに一石二鳥。橋下氏は、そうした進次郎氏のズル賢さを見抜いた上で、直前の19日の段階で『猿芝居』と弾劾したのでしょう」(政治評論家)

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