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JR西日本社員が拾ったICカード乗車券で不正乗車

 JR西日本社員の不祥事が止まらない。

 JR西日本は1月23日、東海道線・高槻駅(大阪府)に勤務する男性契約社員(31)が、京都市内の道で拾ったICカード乗車券ICOCA(イコカ)を使い、不正乗車をして運賃の支払いを免れていたと発表した。

 同社の調査に対し、男性社員は「分からないだろうと思い、軽い気持ちでやった」と不正を認めているという。同社では、男性社員を懲戒解雇する方針。

 同社によると、男性社員は路上で拾ったICカード乗車券を、拾得物として警察に届けることをせず、13年10月19日〜11月18日までの間に、計3回、運賃1440円分について、同社路線で不正乗車していた。さらに、ICカード残額389円を着服したとしている。

 男性社員は不正使用時、大阪環状線・鶴橋駅、新今宮駅、京橋駅から、拾ったICカード乗車券で入場し、京都駅で降りる際には、有人改札で自分の通勤定期券(京都〜高槻間)を見せて駅から出た。そして、勤務先の高槻駅の端末を使って、改札に入った記録を消していた。

 社員による同様の不正利用が頻発していることから、同社ではICカード乗車券の処理データについて社内調査している。高槻駅において、入場情報の取り消しを繰り返しているデータが発見されたため、調査したところ、この男性社員の不正乗車が発覚した。

 再発防止策として、同社は発生事象の周知及びICカード乗車券処理の適正な取り扱いについての指導を実施するとともに、現在行っているICカード乗車券処理データの調査について、継続して実施するとしている。
(蔵元英二)

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