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沢尻エリカに仕事が絶えないワケ 「別に」騒動を乗り越え、大河ドラマ初出演をゲット

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沢尻エリカ

 22日から5夜連続で放送されている、テレビ朝日の開局60周年記念ドラマ『白い巨塔』で、妖艶な演技が話題の女優・沢尻エリカ。かつては次世代を背負う若手女優として注目を集めたものの、舞台挨拶の態度の悪さから一気にバッシングを浴び、芸能活動を休業したことが記憶に新しい。その後、女優復帰するも“トラブルの多い女優”というレッテルを貼られ、順風満帆の復帰ではなかった。だが、今またドラマ・映画に欠かせない人気女優として返り咲いている。この活躍にはどんな転機があったのか。

 沢尻は、12歳でモデルとしてデビューし、翌年にドラマ初出演。18歳の時に出演した映画『パッチギ!』でヒロインを務め大注目を浴びる。その高い演技力が認められ、注目の新人女優としてスターダムにのし上がった。

 しかし、問題が起きたのは2007年21歳のときだった。映画『クローズド・ノート』 の舞台挨拶で、インタビュアーの質問に対し、「別に…」と不機嫌そうに発言。このことをきっかけに、激しくバッシングを浴び仕事は激減した。

 所属事務所との契約は解除され、芸能活動を休業することに。2009年にはハイパーメディアクリエイターの高城剛氏と結婚を発表。22歳という年齢差、高城氏の肩書の珍しさもあり、当時のワイドショーを賑わせた。しかし、わずか1年で離婚を発表。泥沼離婚劇は再び世間を騒がせることとなり、すっかり“変人”のイメージがついてしまった。

 その後、2012年の映画『ヘルタースケルター』で、女優業に本格復帰。本作では大胆なヌードも披露しており、体当たりの演技が評価され、日本アカデミー賞・優秀主演女優賞に選出された。

 「復帰後、映画『新宿スワン』、ドラマ『大奥』や『ファーストクラス』(共にフジテレビ系)といった話題作で、ヒール女性を演じ、同世代の女優には醸せない“女性の恐さ”を遺憾なく見せつけ、インパクトを残すと共に演技力も大きく評価されました。長澤まさみや綾瀬はるから、“清純派”を歩んできた同世代の女優にはできないような汚れ役も厭わず受ける女優として、地位を確立したようですね」(芸能ライター)

 そして、2020年度NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で斎藤道三の娘・帰蝶(濃姫)役として出演することが決まったが、これが意外にも大河初出演である。

 本作の出演者発表会見で、「沢尻エリカの集大成をここで」と涙ぐみながら思いを伝えた沢尻。「別に…」事件から12年、女優・沢尻エリカの益々の活躍に期待したい。

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