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オフィス北野が抱える不安材料…人員整備、事務所移転は必須か?

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ビートたけし

 ビートたけしが3月いっぱいで退所する「オフィス北野」が本格的に揺れはじめた。

 一部スポーツ紙によると、現在、オフィス北野内では弟子筋である「たけし軍団」の一部メンバーと経営陣の間で「内紛」が発生。騒動自体はあまり大きくはないものの、今回の余波でスタッフの一部は事務所を抜けることがほぼ確実。タレントの一部も脱退の可能性があるという。

 また、オフィス北野側としても、看板タレントであるたけしが抜ける以上、これまでと同じ経営はできず、事業縮小は必須と思われる。

 特に急ぐべきなのは、事務所の移転およびスタッフの整理だという。

 現在、オフィス北野の事務所はTBSから徒歩1分のビルを借りて運営している。このビルは地下鉄赤坂駅に隣接する超高級物件で、「TBSにもっとも近い芸能事務所」として業界内で有名だった。しかし、肝心のたけしがいなくなった今、このビルを借りておく必要はなく近々、退去となる可能性は高い。

 また、オフィス北野には現在約30名の従業員がいるのだが、この従業員も半分以下に減らす可能性があるという。

 もともと、オフィス北野の赤坂事務所および従業員は、70歳を超えても多数のレギュラーを抱えるたけしが負担なく動きやすくするために、用意されたものであり、4月以降は無用の長物となってしまう。

 また、残されたたけし軍団にしても、大多数のメンバーが得意としている、レポーターやイベントの出演、雑誌連載などはどうしても単価が安くなってしまい、直接の儲けにはつながらず、30名もの従業員を養っていくのは難しい。

 そのためには、まずはスタッフとタレントの整理および芸能以外の収入源を確保する事も今後は考えなくてはならないだろう。

 たけしはオフィス北野を退所するにあたり、かなりの額の運転資金を残しているとされており、しばらくは倒産の危険性は無さそうだが、オフィス北野の幹部達はしばらく眠れない日が続きそうだ。

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