「数社の制作プロダクションやAVメーカーからの出演オファーが、コーディネーター経由で小嶺に届いているそうです。具体的には、5作品の契約で2億円もの金額が提示されたと聞いています」(AV業界関係者)
今後、小嶺と田口が金銭的に追い込まれるのは明らかだった。
「田口はもともとコアなファンが多く、小さいライブなどを地道にやっていれば、2人で生活はできたはず。小嶺はとりたてて芸もなく、田口の個人事務所のマネジメントをして“田口を食い扶持”にしていたほどですから、今後はやることがない。AV出演のオファーは渡りに船なんじゃないですか」(大手芸能プロ幹部)
モデルとしてデビューした小嶺は、写真家・篠山紀信氏のプロジェクトに入り、成功への足がかりを得た。テレビドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)にも出演するなど、ブレイクのチャンスはあったが、いずれも活かしきれず、次第に表舞台から姿を消した。
「演技のセンスはいいのですが、いかんせん気を緩めると太りすぎたり、やせすぎたりして事務所としてはコントロールが難しかったと聞いています。自分をセルフプロデュースしたがるタイプですから、AVとはいえ、台本を何度も直させたり、カメラワークについて口を出してきそうですけどね」(同)
実は、小嶺のAVデビューについての“ハードル”は高くない。2006年に出演した映画『初恋』でトップレスのヌードシーンを披露しているからだ。
「スレンダーながらも、動くたびに揺れるたわわな乳房。お椀型のバストで、乳首もツンと上を向いていたが色は焦茶色でした。いかにも遊び慣れたバストでしたね」(映画ライター)
ドラッグで逮捕され、AVデビューした前例としては小向美奈子がいる。
小向は2009年1月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。同年6月5日から25日間連続で、ストリップ劇場・浅草ロック座の『25周年特別興行』にゲストとして出演。その経緯をまとめたDVD『SOFT ON DEMAND×浅草ロック座 小向美奈子 DANGEROUS STRIPPER』を翌年1月に発売して話題を集めた。その後、2011年に満を持して『AV女優 小向美奈子』(アリスJAPAN)で本番デビューを果たしたのである。
「小向の場合は、たっぷんと揺れるスライム乳ばかりが注目されましたが、作品中の激しい腰遣いやフェラの上手さも突出していました。小向が“シャブ漬けセックス”で、こうしたディープなテクニックを身につけたかどうかは分かりませんが、小嶺もドラッグとセックスで田口を虜にしていたと言われていますから、そうとう期待できるんじゃないですかね。業界では早くも“小向超え”間違いなし、との声も出ています」(前出・AV関係者)
芸能人のAVデビューは、もはや驚きに値しない。
「有名企業の水着キャンペーンガール出身の小松千春や吉野公佳、ソフト路線だと国際女優と呼ばれた島田陽子やWinkの鈴木早智子。グラドルや国民的アイドルグループの出身者も珍しくありませんし、お笑い界からも『だっちゅーの』で一世を風靡した巨乳コンビ・パイレーツの西本はるかなどがAVに転身しています」(芸能記者)
桂文枝の元愛人で、先日、急逝した紫艶も、長年の関係を写真週刊誌に暴露した後、AVデビューを果たしていた。
こうした芸能人のAVデビューは緻密に計画されたプロジェクトであることが多く、発売された作品の多くは大ヒットを記録しているが、失敗例もある。
坂口杏里は所属事務所を退社後、キャバクラ店のホステスとして働きながら、デリヘル店にも所属。2016年10月に『芸能人 ANRI What a day!!』(MUTEKI)でデビューし、2018年まで9作品に出演したが、トラブル続きで尻すぼみに終わった。
「ギャラは1本につき2000万円とも言われたが、ほとんどは行きつけのホストクラブへの返済で消えたらしい。AV女優としては、フェラにしても腰の振り方も経験不足。ドタキャンや男優のえり好みもあって、現場で嫌われていましたね。ユーザーは、そういう“裏側”を敏感に感じ取りますから、2作目以降は売れ行きもガタ落ちだったはず」(前出・AV関係者)
その点、小嶺にはセックステクニック以外にも“武器”がある。
「小嶺の演技力には定評があります。小向も、映画『花と蛇3』で妖艶な演技を見せ、脱げる女優としてもやっていけることを証明しました。小嶺もドラマ仕立てのAVなどで場数を踏めば、女優としての再起の道もあるかもしれません」(前出・映画ライター)
小嶺はプライドが高く、「このままフェードアウトはできない」と周囲に漏らしているそうだ。
「小嶺と交際した男たちの間では『ドSで床上手だった』と評判らしい。ドラッグに手を出すコはセックスに貪欲ですから、AVに出れば、すごい作品になる。交渉は最終段階という噂です」(前出・AV関係者)
田口が男優なら、空前のヒット作になりそうだ。