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またもセクハラ 阪南大教授に懲戒処分

 ここ最近、大学教授によるセクハラ事件が相次いでいるが、またも類似した問題が発覚した。阪南大(大阪府松原市)が女子学生にセクハラ行為を行ったとして、4月1日付で、国際観光学部の谷口広之教授(61)を停職6カ月の懲戒処分にしたことが明らかになった。

 同大によると、谷口教授は昨年12月、学生との飲み会の席で、女子学生の手を握ったり、肩に手を回すなどの、相手が望まない不必要な身体的接触をしたとしている。女子学生は直後に学内の窓口に相談。今年1月、大学に被害を申し出た。

 学内のセクシュアルハラスメント等防止委員会が、飲み会に参加した学生らから調査した結果、谷口教授が身体的な接触をしたと認定。同大では就業規則の服務規律違反に当たるとして、懲戒処分を下した。

 大学の調査に対し、谷口教授は「アルコールの入った席のことで、明確に覚えていない」などと話したという。セクハラ行為を行った当時、谷口教授は同学部の学部長や大学理事の役職にも就いていたが、3月11日付で、いずれも辞任していた。同大・辰巳浅嗣学長は「被害学生はもとより、本学で学んでいるすべての学生や社会に対して、心よりお詫び申し上げます。 本学といたしましては、この事態を真摯に受け止め、こうしたことを2度と起こさないようにさらに一層の努力を行ってまいります」とコメントしている。

 今回の件は、手を握ったり、肩に手を回すなど、程度の軽いものであったが、相手の女性が嫌がることはセクハラ行為。「酒の席だから」というのは言い訳にはならない。
(蔵元英二)

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