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全ては白鵬次第?大相撲1月場所展望

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白鵬

 今月13日に初日を迎える大相撲1月場所。1年の始まりを告げる場所ということもあり、多くのファンが土俵上に熱視線を注ぐことは想像に難くない。

 昨年は栃ノ心(現大関)の平幕優勝という結末を迎えたこの初場所だが、今年は一体どのような展開となるのか。本稿では、優勝争いの展望について以下に記していきたいと思う。

 2016年は琴奨菊(当時大関)が日本出身力士10年ぶりの優勝(日本に帰化した旭天鵬からだと3年4か月ぶり)を、2017年は稀勢の里(当時大関)が自身初優勝と場所後の横綱昇進を果たしている1月場所。前述の栃ノ心を含めると、3年連続で“荒れる1月場所”となっている。

 この流れが今年も継続すると考えるならば、優勝候補の筆頭は「13勝2敗」で先場所を制した貴景勝。この2敗は高安、御嶽海の“格上”につけられたものであり、同格以下には星を取りこぼさなかったことも好材料だ。

 その貴景勝に及ばず、「12勝3敗」で優勝次点となった高安も有力候補。先場所を含め昨年は「12勝3敗」の優勝次点を3度記録していることを考えると、賜杯を手にする資格は十分に有しているはずだ。

 怪我の状態が気になるところだが、良好ならば鶴竜も優勝戦線に加わる。昨年は2度の休場(途中休場含む)を喫する一方で、3月場所、5月場所で連覇を果たしている横綱。コンディションを整えることができれば、優勝争いを牽引する存在となるだろう。

 他にも豪栄道、栃ノ心の大関陣や、先場所負け越しの雪辱を期す御嶽海、さらには平幕の錦木や阿武咲なども好成績が期待できる。先述の3名を加えたこの8名が、賜杯へ向けて星を積み重ねていくのではないだろうか。

 ただ、こうした予想が通用するかどうかは、全て白鵬の状態次第だということも忘れてはならない。昨年は全6場所中4場所で休場した角界の第一人者だが、休場を除いた成績は「31勝8敗・勝率.795」。9月場所では全勝優勝も決めているように、出場ならば優勝候補の最右翼となることは間違いない。

文 / 柴田雅人

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