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それはダメでしょう! JR新神戸駅の駅員が電車内での痴漢で逮捕

 兵庫県警生田署は3月2日、電車内で隣に座った女性の太ももを触ったとして、県迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで、JR西日本契約社員、水野涼太容疑者(20=同県尼崎市大島)を現行犯逮捕した。同容疑者は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、同日午後2時半頃から約20分間、京都発土山行きのJR東海道線(神戸線)快速電車内で、尼崎〜元町駅間を走行中に、2人掛けの席の隣に座って寝ていた神戸市長田区の大学3年の女子大生(21)の太ももを左手で触った疑い。

 同署によると、目を覚まして気付いた女子大生が、最寄りの元町駅で同容疑者の腕を引っ張って降車し、駅員に引き渡したという。

 JR西日本によると、同容疑者は昨年12月に採用後、新神戸駅でみどりの窓口や改札業務を担当。この日は休みだった。JR西日本神戸支社の塩島孝次長は「事実であれば遺憾。厳正に対処したい」とコメントした。

 実はJR神戸線は痴漢被害が多い路線で、普通電車に限り、女性専用車両が導入されている。兵庫県警は快速や新快速にも、女性専用車両を拡大するようJR西日本に要請している。だが、JR西日本にはラッシュ時間帯に女性専用車両があることへの苦情もあり、「車両の編成が統一されていないため、ホームに専用車両の位置を表示することができない」との理由で現状は困難としている。

 この痴漢被害はラッシュ時ではなく、平日昼間の混んでいない時間帯であったが、被害女性が寝込んでいるすきに、お触りしたという悪質な行為。そもそも、痴漢撲滅をうたっている鉄道会社の駅員が、痴漢をしていてはシャレにもならないだろう。
(蔵元英二)

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