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これは貴重! 「宇宙人の後姿」写真? 実験の代償は重かった!?

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画像はイメージです。

 今では宇宙人と言えば、小柄で体は貧弱、頭が大きく黒いアーモンド型の目をしているグレイ型エイリアンが一般的だが、過去の目撃証言を見てみると非常にバリエーション豊かであった。

 初のコンタクティであるアダムスキー氏が遭遇したという金星人は白人系の地球人と変わりない姿であったし、身長3メートルを超える異形の姿の宇宙人も多数目撃されている。

 宇宙人の姿を捉えたとする写真はUFOに比べるときわめて少ないが、それでも何枚か撮影されている。有名なものが、この1954年に撮影された「火星人の後ろ姿」とされる写真である。

 1954 年2月18日の12時頃、スコットランド北部ロシーマウスの海岸にてセドリック・アリンガム氏が頂点にアンテナの生えたアダムスキー型のUFOが着陸するのを目撃。

 一度飛び去ったが、3時頃に再び飛来し謎の人物が降りてきたという。その人物は身長1.8メートルほど、焦げ茶色の肌に褐色の髪、呼吸装置らしきものを鼻に装着していたという。

 言葉が通じなかったので身振り手振りで会話を試みた所、どうやら彼が火星から来たらしい事が判明。再び円盤に戻って去っていったそうだが、立ち去るときの一瞬を捉えたのがこちらの写真だったという。

 さて、発表当初は非常に世間の注目を集めた火星人の写真だったが、この火星人を目撃したアリンガム氏の名前は偽名であり、彼の正体はイギリスの著名な天文学者であったパトリック・ムーア氏であった。

 彼は宇宙人と円盤のトリック写真を作製し、偽の目撃証言をでっち上げることで、世間の人々がどれだけだまされてしまうものなのか検証したものだったと証言している。

 1940年代後半から、世界中でUFOや宇宙人に関係した衝撃的な目撃事件や証言が出てきた。そこで彼は、人はどれだけ流行のものにだまされてしまうのか、一種の社会実験を行ったものと思われる。

 しかし、彼の撮影した火星人の写真は現代でも未だに書籍で「本物」として紹介されることもある。彼の社会実験は、予想以上に人々に影響を与えてしまったようだ。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

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