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ファンの胸を打つ力投 ロッテのプロ4年目・岩下大輝がプロ初登板

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 24日に行われたロッテ対ソフトバンクの一戦。共に3位を争うチーム同士の試合で、ロッテのプロ4年目・岩下大輝がプロ初登板を果たした。

 2014年のドラフトで3位指名を受け、プロの門を叩いた岩下。しかし、プロ1年目のオフに右ひじ靭帯の怪我によりトミー・ジョン手術を、更に昨年オフには腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けるなど、予期せぬ回り道を強いられていた。

 そんな苦労人がようやくたどり着いた、1軍マウンドの晴れ舞台。しかし、野球の神様は、またしても岩下に試練を与える。“延長12回裏1点リード”、“登板時刻は23時台半ば”、“ブルペンに控え投手0”、“先頭打者はソフトバンク4番のデスパイネ”といった過酷な要素が揃う場面に、岩下は放り込まれたのだ。

 プロ初登板の投手が迎えるにしては、あまりにも荷が重すぎるこのシチュエーション。緊張と重圧に飲まれ、チームの逆転サヨナラ負けを演出してしまう可能性もあっただろう。だが、岩下は味方のエラーもあり1失点こそ喫したものの、自責点・四球共に0で1イニングを完投。「ナイスピッチング」と言って全く差し支えない、堂々の投球を披露した。

 岩下が見せた踏ん張りは、多くのロッテファンの胸を打っているようで、ネット上には「とんでもない場面だったけどよく頑張った!」、「岩下の力投が最大の収穫だわ」、「本当によくやってくれた、ありがとう」といった労いの声が多く挙がっている。

 また、こうした声の大きさからか、ツイッターのトレンドランキングでは、「プロ初登板」というワードがランクインを果たしている。21歳の右腕が残したインパクトの大きさを証明する、何よりの証拠といっても過言ではないのかもしれない。

 星稜高校(石川)時代には、9回裏に8点差を逆転した夏の県大会決勝戦(対小松大谷)で2ランホームランを放ってもいる岩下。痺れる場面にも臆することのないその豪胆さで、これからの未来を切り開いていってほしいところだ。

文 / 柴田雅人

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