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“アイドル戦国時代”より競争激化? 多数のライバルから抜きん出るための秘策とは

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竹内夏紀、安藤咲桜、聞間彩、長谷川瑞、小西杏優

 2日放送の『東京ポッド許可局』(TBSラジオ)で、アイドルの謙虚すぎる言葉遣いにマキタスポーツが疑問を呈した。

 マキタが気になる言葉とは「○○させていただく」という言い回し。番組の宣伝、他の役者・タレントとの共演前や後に「出させていただく」「ご一緒させていただく」との表現が、マキタには妙なへりくだりがあり「逆に不適切」と感じたようだ。

 “アイドル戦国時代”とも称された2010年以降、特に女性アイドルの競争が激化した。その中で、足元をすくわれないようにする処世術として“謙虚”な姿勢がアイドルに浸透したと考えられる。他にも、今や無数にいるアイドルの中で己が抜きん出るために、それぞれ独自の戦略を練っているようだ。

 他のアイドルとの差別化を図るために、あらかじめコンセプトがあるアイドルも多々いる。2014年結成のアイドルユニット「ゆとり組」の黒瀬静華は、「届け、まごころ、ママごころ」をキャッチフレーズに結成当初から“一児のママ”であることをアピールしていた。昨年1月に卒業してしまったが、魅力があれば主婦でもファンがついてくることを証明する形となった。

 2012年結成のアイドルユニット「ベッド・イン」は、バブル当時に流行した“ワンレン”や“ボディコンスタイル”で登場し、セクシーでありながら80年代を彷彿とさせるレトロな踊りやパフォーマンスで話題となった。また、今年4月にYouTubeデビューした「Pottya」は、“ぽっちゃり”をコンセプトに結成されたアイドルグループ。昨年、解散してしまったが愛嬌のある見た目と踊りで一部のコアなファンから支持された。

 その他、野球をコンセプトにした「絶対直球女子!プレイボールズ」や、歌って踊って“釣り”のできる「つりビット」、株式会社をモチーフにした「カプ式会社ハイパーモチベーション」、世の不条理や嫉妬、インターネット上の闇などの“呪い”をモチーフとした「じゅじゅ」など数え上げればキリがない。

 個性がなければ作ってしまう、という戦略もあるようだ。

 「ここ5年ほどの特徴として、芸能事務所はウリのないアイドルに資格を取るように薦めているそうです。特にファッション系であれば、テレビや雑誌でコスメなどのアドバイザー枠に抜擢される可能性も高くなります。また、アイドルの出身地を味方につけるため、地方局のラジオ番組を買い取って出演させる方法も知られているところです。そうすることで、例えば“観光大使”という役割でその他のメディアに使ってもらえるかもしれない。アイドルの飛躍を信じて、あの手この手でプロデュースしているようです」(芸能ライター)

 SNS時代の中で、アイドルができるだけ多くの人から好感を持たれながら、周囲よりも際立つのは至難の業だ。芸能事務所と一丸となって戦略的に活動しなければ、激化する競争の中で大成することは難しいのかもしれない。

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