さて、冒頭で高揚感を口にした沢口は、
「最初にお話を頂いた時は“えっ、1年!?”と問い返しましたが、作品を評価していただいていればこそだと思うので、ありがたいです」と微笑んだ。
この会見には、共演の内藤剛志、若村麻由美、風間トオルも出席。
風間が、
「やっちゃん(沢口)大丈夫かな。体力的に倒れなければいいけど…」
と気遣えば、土門薫刑事役としてシーズン2から“相棒”として沢口を支え続けている内藤は、2人が男女関係に発展しないことを不満げに漏らし、
「20年やって(2人の関係が)接近しないのはえらいことですよ」
と苦笑いを見せた。
「内藤が沢口に“嫌いなんですか?”と突っ込んで、会見場は和やかなムードに包まれました。すでに撮影は2月にスタートしていますが、現場はいつもこんな調子です。彼女のサバサバした性格が、成功の秘訣だと思います」(ドラマ制作スタッフ)
このシリーズの他にも、『鉄道捜査官』シリーズ(テレビ朝日系)、『警視庁機動捜査隊216』(TBS系)シリーズでもおなじみの沢口は、1965年6月11日、大阪府堺市生まれの53歳。
「幼い頃から、目鼻立ちの整った“超美形少女”として地元でも有名でした。顔立ちは、現在までほとんど変わっていません」(ワイドショー関係者)
1984年、『第1回東宝シンデレラ』で、3万1653人の中から見事グランプリを獲得。
「後年、同賞に輝いた長澤まさみの“大先輩”ということになります。このコンテストの中でも群を抜いてキレイでした」(ベテラン芸能記者)
そして、この年の映画『刑事物語3 潮騒の詩』でデビュー。
「主役の武田鉄矢が彼女を見て“キレイ・キレイ”と繰り返して言っていたのが今でも記憶に残っています。同時に、挿入歌『潮騒の詩』で歌手デビューも果たしましたが、評価は控えておきます」(プロダクション関係者)
続いて、1985年度上半期のNHK朝の連続テレビ小説『澪つくし』でヒロインを演じ、その名は“全国区”となった。
「誰もが“美形で近寄り難い”と思っていましたが、プライベートでは、大阪弁丸出しで話すザックバランな女の子でした」(前出・ベテラン芸能記者)
以来、ドラマや映画、舞台にCMと幅広く活躍してきた沢口。中でも、『科捜研の女』は当たり役中の当たり役というわけだ。
「再放送しても全く違和感がないんです。美しさにも今昔感がない。むしろ、年齢を重ねるにつれ、年々キレイになっているように思います。実際に生で見ると“美しい女優ナンバーワン”でしょう。“奇跡のアラフィフ”石田ゆり子もかなわないのでは」(スタイリスト関係者)
美貌の秘訣は何なのか。件の会見では、
「体力維持のため、旬の京野菜を食べたり、朝はお腹の持ちのいいお赤飯の他、フルーツを食べています」
と話していた。
「撮影開始時間のほとんどが、早朝6時。彼女は朝も暗いうちに起き、会見でも話していたように、自分で朝ごはんを作るんです」(番組関係者)
そして、ストレッチとウオーキングをしてから現場入り。
「収録中も、カロリーの高い、いわゆる“ロケ弁”は口にしません。季節が変わって暑くなっても、ほうじ茶や生姜湯など温かい飲み物を入れた水筒を持参。決して冷たいものを飲みません」(同)
今でも、B80・W58・H87という奇跡のスリーサイズを維持しているのは、こうした節制の賜物なのだ。
また、あるマスコミのインタビューでは、
「早寝・早起きが美容の秘訣」
とも答えている。
「これまでの大女優の多くがしてきたように、午後8時以降、食べ物は一切口にしません。そして、午後10時には寝るように心がけているのです。ですから、スタッフとの飲み会があっても、途中で帰ってしまうようです」(芸能ライター・小松立志氏)
(明日に続く)