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ミクシィにオリックス球団買収報道 ファンは「舐めてる」怒りの一方、「なぜプロ野球」と疑問の声も

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 20日、『週刊文春デジタル』(文藝春秋)が、ソーシャルネットワーキングサービス老舗のミクシィがオリックス・バファローズの買収を検討していると報じ、衝撃が広がった。

 これは、『週刊文春』がミクシィの社内極秘文書を手に入れたと報じたもので、それによると、現在のところ東京ヤクルトスワローズの買収が基本線だが、二番手としてオリックス・バファローズの取得も視野に入れているのだという。

 文書には、「宮内会長(83)の没後は球団を手放す可能性がある」と記されているそうで、その際に買収に乗り出すプランがある模様。ただし、現在のところ可能性についての「構想」で、具体的なことは決まっていないそうだ。

 この報道にオリックスファンが反応。「二番手とはなんだ。舐めてるのか」「オリックスが好き。買収しないでほしい」という怒りの声が上がる。その一方で、「今のままではオリックスは万年最下位。ミクシィでなくてもいいから売ってくれたほうが良い」「新しい企業が参入することは刺激になる」「宮内オーナーが亡くなれば売る可能性はたしかに高い」「新しいオーナーのもとで強くなってほしい」という肯定的な声も。

 一方、野球にあまり興味のない層からは「凋落のミクシィにプロ野球球団を経営する体力があると思えない」「オリックスは超優良企業で金にも困っていない。ミクシィとは格がぜんぜん違う」「ミクシイに参入するお金があるのかな」「ミクシィなんてもう全然ログインしてないけど…」という懐疑的な声が上がった。

 「ミクシィとしては、DeNAや楽天といったネット関係の会社に後れを取りたくないと考えているのでしょう。両球団ともネットと野球をうまく使い、球団経営を黒字化させていることも、魅力的に映っているのでは。球団取得となれば落ち込んでいるゲーム事業やSNS・ミクシィ再興の道も開けるかもしれません。また、ミクシィはゲーム・エンタメ事業の「XFLAG」が、JリーグのFC東京とマーケティングパートナーシップを結んだり、 Bリーグ所属のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」と資本業務提携するなど、スポーツ事業が活発となっていることも要因でしょう。

 オリックスの場合、1996年以降優勝に遠ざかっていますし、近鉄と合併以降Aクラスが僅か数回で、それ以外は優勝争いにすらほとんど絡めずにいます。そして関西を本拠地にしているため、話題の中心はつねに阪神で影が薄いと言わざるを得ないです。

 そんなオリックスでも、四国や北信越などプロ野球のない地域に行けば、日本ハムや楽天のように人気の爆発が見込めます。ミクシィならずとも、取得したい企業はあるでしょう。

 しかし、現オーナーの宮内義彦氏が球団を手放すとは思えません。戦力が劣っていたブルーウェーブ末期時代でも身売りはしませんでしたし、大の野球好き。宮内氏の目の黒いうちは、身売りはないのでは。

 ただし、オリックスは今年も一度も優勝争いに絡めずシーズンを終えようとしていますので、さじを投げてしまう可能性も否定しきれません。そうなると、あとはミクシィがうまく球界の重鎮たちに根回しをしているのか、オーナー会議から承認を得られるかが問題になりますね」(野球ライター)

 突如降って湧いたミクシィによるオリックス買収説。現状すぐに買収とはいかないだろうが、オリックス球団に「足あと」をつけたことは、間違いないだろう。

文 神代恭介

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