上位選手より期待できる? 新人王の可能性がある2018年ドラフト下位指名選手4人

スポーツ 2019年02月11日 17時30分

上位選手より期待できる? 新人王の可能性がある2018年ドラフト下位指名選手4人奥村政稔

 2月1日、プロ野球は一斉にキャンプイン。昨今は自主トレで体を作り、第1クールから実戦形式の練習が行われることが多くなった。

 その理由の1つが、新戦力の見極め。特に下位に終わったチームは、新たな戦力を欲しており、早い段階で様々なプレーヤーを試す。選手は開幕1軍を目指し、生存競争を繰り広げる。

 そんな中で、否が応でも注目が集まってくるのが新人選手だ。現在、中日・根尾昂や日本ハム・吉田輝星などが連日メディアに取り上げられている。しかし例年、シーズンが始まってみると、下位選手が大活躍する事が多い。そこで今回は新人王の可能性があるドラフト下位指名選手をピックアップする。

①奥村政稔(三菱日立パワーシステムズ〜福岡ソフトバンクホークス7位)

中津商業を卒業後、九州国際大に入部するも中退。その後三菱重工長崎に入部しエースに成長すると、統合に伴い神奈川県の三菱日立パワーシステムズに移籍した。

長年プロ候補に挙げられながら指名のなかった奥村だが、ラストチャンスの2018年は三菱日立パワーシステムズのエースとして活躍。常時140キロ台後半のストレートと、フォークボールなどキレの良い変化球を混ぜ相手を打ち取るクレバーな投球で、JABA九州大会では最優秀選手賞を獲得した。

26歳での入団は、かつてのエース攝津正氏を彷彿とさせる。制球に若干の不安はあるものの、遜色ない活躍をする可能性は十分にある。

②森脇亮介投手(日本大学〜セガサミー〜西武ライオンズ6位)

日本大学からセガサミーに入団し、エース格として活躍。2018年の都市対抗野球大会では、NTT西日本を相手に145球、12奪三振で完封勝利するなど活躍し、チームをベスト4に導いた。

森脇の武器は、少々変則的なフォームから繰り出される150キロ近いストレートと、落差の大きいフォークボール。中継ぎ・抑えに不安のある西武ライオンズだけに、フォークボールで三振を取れる森脇が、1年目から抑えに定着する可能性もある。

③齋藤友貴哉投手(桐蔭横浜大学〜Honda〜阪神タイガース4位)

桐蔭横浜大学時代から150キロ近い速球を武器とし、Hondaに入社。社会人でもエースとしてチームの屋台骨を支えた。

齋藤の武器は、なんと言っても速球。MAX153キロを誇るストレートは威力十分で、同じ阪神・藤川球児を彷彿とさせる。

制球に不安があり、四球をきっかけに失点することも多かったため4位指名となったが、ポテンシャルはトップクラス。制球難を克服することができれば、大選手になる可能性がある。

④吉田大成内野手(明治大学〜明治安田生命〜東京ヤクルトスワローズ8位)

明治大学時代から守備には定評があり、華麗なグラブ捌きに注目するファンは多く存在していた。明治安田生命でも1年目から試合に出場し、ショート・セカンド・サードとユーティリティプレイヤーとしてチームに貢献した。

打撃が課題とされ、社会人野球でも苦しんでいたが、セガサミーの補強選手として出場した2018年の都市対抗野球では、三菱重工神戸・高砂戦で3安打を放つなどしてアピール。めでたくプロ入りとなった。

社会人野球出身のショートはオリックス・安達了一、西武・源田壮亮、ロッテ・藤岡裕大など、「当たり選手」も多い。吉田も追随する可能性はあるだろう。

 あのイチローもドラフト4位。下位指名選手に、後の名選手が潜んでいることは多い。また、下位指名選手の活躍がスカウトの眼力を計る指標ともいわれる。上位選手だけでなく、下位選手にも注目してみてはいかがだろう。

文・櫻井哲夫

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